じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 夕食後に旭川土手を散歩していたところ、水面が波立ち、何らかの動物が泳いでいることに気づいた。これぞ、ネッシーならぬ「アサヒッー」かと緊張したが、よく見るとヌートリアであることが確認できた。ネットで検索したところ、旭川の各所で目撃情報があるようでそれほど珍しくないようだ。

2018年8月2日(木)


【小さな話題】

奈良商店街暴走事件の謎

 8月1日夕刻のNHKニュースで、パトカーに追跡された軽乗用車が奈良市の近鉄奈良駅近くの商店街を暴走している動画がトップで伝えられた。同商店街は車両の通行が終日禁止されており、当時は買い物客や観光客でにぎわうなどしていたが、けが人はいなかった。警察は安全面を考慮して追跡を中止。車はそのまま逃走したという。

 その後の報道によると、軽自動車はその後奈良市内で発見されたが、乗っていたとみられる男2人の行方は3日朝の時点でいまだ分かっていないという。

 この事件でまず疑問に思うのは、安全面を考慮して追跡を中止したといっても、当該自動車が商店街から一般道に出た時点でなぜ現行犯逮捕できなかったのかという点だ。軽自動車はバンパーが剥がれており、商店街周辺で検問をすれば簡単に見つかったはず。また防犯カメラや、見つかった車を手がかりにすれば、逃げた犯人の逮捕はそんなに時間がかかるはずはない。というか、これだけ大勢の人が目撃している中でも犯人を取り逃がすようであると、もっと凶悪な通り魔やテロなどを抑止できないのではないかと不安になる。

 次に、犯人は当初、なぜ警察官を見ただけでこれほど派手に逃げようとしたのかという疑問がある。可能性としては、
  • 盗んだ車であった。←盗難届は出ていなかったという。
  • 男たちは別の事件で指名手配中であった。←そうだとしたら、もっと徹底的に追跡するべき。
  • 飲酒直後であった。←アルコールが体内から消えるまで逃走するという前例はたくさんある。
  • 違法薬物や拳銃などを積んでいた。←警察官に呼び止められても、普通、積載物まで調べられることはないだろう。
  • 無免許運転であった。←車の所有者と同一人物であったとすると、いくらなんでも無免許で車を所有することはあるまい。
  • 不法入国・滞在の外国人であった。←そのわりには地元の道路事情に詳しそう。
ということで、こちらも大きな謎である。

 最後にもう1つ、犯人が逮捕されたとして、どの程度の罪になるのかという疑問がある。車の通行が禁止されている商店街を暴走した場合は殺人未遂の罪に問われても当然だと思われるが、当該の車はクラクションなどを鳴らしながら逃走したということで、いちおう、最低限、人にぶつからないための配慮はしていたようにも思える。いずれにせよ、このまま逃げ切れるとは考えにくい。さっさと自首したほうが結果的には自分たちの将来にプラスになると思う。