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【小さな話題】 私の目ざす隠居生活 このWeb日記のタイトルを「じぶん更新日記」から「じぶん更新日記・隠居の日々」に変更して4か月になるが、日々の日課はそれほど変わっていない。朝は5時半頃起床、35℃以上の猛暑の中でも夕食後の散歩は続けているし、Web日記の執筆もずっと継続している。では何が「隠居の日々」と言えるのか? まずは「出勤」という概念が無くなり、結果的に徒歩通勤をしなくなった。大学に用事がある時は自転車を使うようになった。これにより日々の歩数が大幅に減少しているが、この猛暑の中では歩数確保より熱中症予防のほうを優先するべきであり、当面は無理に歩数を増やさない方針である。 「隠居」ということの本質的な意味は、すべての学会を退会し、いかなる役職にも就かないということにある。これによって、新着雑誌に目を通したり、学会発表を拝聴する機会から遠ざかることとなり、学界の最先端の動向を把握することができなくなった。もっとも、新着雑誌を読まなくなった分、専門外の書籍に目を通したり、教養系の録画番組を視聴する時間が増えて、多少なりとも視野が広くなってきた気がする。 このほか、専門書を読まなくなったことで、英語に触れる機会がめっきり減ってしまった。もっとも、4学期にはまだ特命教授として授業を担当する予定があるので、その準備を兼ねて担当分野にかかわる英語論文などには目をとおしていきたいと思う。 4学期を除けば基本的に「自由な身」となったので、時間的な点だけから言えば、その気になれば明日にでも旅行に出かけることができる。しかし現実には、年金生活開始後、住民税、介護保険、固定資産税、任意継続健康保険、車検、予定納税、妻の国民年金未納分追納などで相当額の負担を強いられ、そうかといって早期に退職金を取り崩すと老後の生活に不安が出てくるため、好き勝手に旅に出るというわけにもいかない。このほか、ベランダの鉢物に水やりをする必要があり、この猛暑下では3日以上家を空けるわけにはいかない。8月中旬には妻の実家に車で帰省する予定であるが、私だけはいったん岡山に戻って、水やりを続ける必要に迫られている。 |