じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 11月10日夕刻〜11月11日朝はよく晴れ、月や金星、日の出がバッチリ見えた。

2018年11月10日(土)



【小さな話題】

11月上旬に視た映画、ドラマ

 10月下旬〜11月上旬に放送された映画・ドラマを録画・再生で視た。備忘録代わりに記しておく。
  • 『2010年』
     『2001年宇宙の旅』の続編。以前に一度観た可能性があるが、はっきりとは思い出せなかった。映像が美しいのが魅力
     1984年公開(日本では1985年)ということだが、映画に描かれていたソビエト連邦は1985年3月にゴルバチョフ政権が誕生した後1991年12月25日に崩壊している。ウィキペディアのリンク先に「ソビエト連邦が存続していることを前提にした上に米ソ冷戦が続いているという設定で作られたストーリーのため、前作よりも物語の風化が早かったとも言える。」と記されているように、現実の世界の歴史とはギャップが大きい。また、映画の設定と異なり、中米をめぐる米ソ(現在であれば「米ロ」)の対立は見られず、中米が火種となって大規模な世界大戦が起こることはあり得ないようにも見える。
     元の『2001年宇宙の旅』も世間では高く評価されているようだが、私にはどちらも、なんだかわかりにくく、結末がシックリこないところがある。

  • ギャラクシー・クエスト
     「『スタートレック』へのオマージュ満載のパロディ映画」として知られる。確か、海外旅行中、国際線の機内で観たことがあり、この日記のどこかにも書いたことがあったはずだが、確認することができなかった。
     以前に観たことだけははっきり思い出せたが、ストーリーの展開やサーミアン人の顔つきなどは記憶と異なっていた。それなりに楽しめる映画であった。

  • あん
     2015年5月30日公開で、樹木希林の最後の主演作として、追悼企画で放送された。ハンセン病を取り上げているものの隔離や人工中絶といった非人道的な扱いを告発する形ではなく、患者の半生として淡々と描いているところが共感を生んでいるように思える。最後の主演作にふさわしい作品であった。
     若干気になったのは、店長の喫煙シーン。高校生の前でタバコを吸う人は、私にとってはそれだけで犯罪者でありニコチン依存の病人に見えてしまう。結果的に登場人物の評価を下げてしまうことになる。

  • 紅の豚
     今回初めて観た。宮崎作品は大概一度は拝見しているが、この作品は私にとってはよく分からなかった。そもそもなぜ豚なのか?(こちらに解説があるようだが...)が分からないし、後半の決闘も必然性が無い。また、主人公のポルコ・ロッソがなぜあんなに好かれるのかも不明。
     このほか、『あん』のところにも述べたが、喫煙シーンはいただけない。↓の刑事コロンボの作品やシャーロック・ホームズのドラマであれば、その時代の負の遺産として受け入れざるを得ないところもあるが...。

  • 刑事コロンボ 第8話『死の方程式』
     刑事コロンボ69作品はすべて視聴していたと思っていたが、じつはこの作品はまだ観ていないことが判明した。どうやら#23愛情の計算と取り違えていた模様。
     この作品は、『猿の惑星』の出演者が多く登場していることで有名のようだが、猿役はみなメイクしていて素顔が分からないため、言われない限りはまず気づかない。クビになりかけたローガン副社長役のウィリアム・ウィンダムは、宇宙大作戦(TOS)第35話『宇宙の巨大怪獣』のデッカー准将を演じているとのことで、一度確認してみようと思う。