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4月16日の日記で、紙幣に描かれた肖像画が左右どちらを向いているのか、という話題に言及した。これに関連してこちらの記事で、 大蔵省印刷局OBで紙幣研究家の植村峻さんは「基本的には日本のお札は右側に肖像画が入っている 。肖像画の視線が右の場合は外に行くとまとまりがなくなる 。一般論として視線が中央部に向かっている方が デザイン的にまとまりがある 」というコメントを掲載していた。私も右側に肖像画を配置した場合には、視線は向かって左を向くのが一般的であろうと思っていたが、日曜日にたまたま旅行資料を整理していたところ、肖像画が右側に配置されていても向かって右を向いている紙幣が見つかった。1979年にパキスタンで交換した時のもの。 ちなみに当時の記録によれば、パキスタンの1ルピーは22.4円、当時の米ドルは217.95円であった。なので10ルピー札は224円。2019年4月19日時点の1ルピーは0.79円であるというので、この10ルピー紙幣が使えたとしても7円90銭の価値しかないことになる。もっとも、ネットオークションでは500円〜1500円前後で出品されているようである。 |
【連載】チコちゃんに叱られる!「日本で2番目に速い電車は?」 4月19日放送のNHK 「チコちゃんに叱られる!」の話題。この回は、
このうち3.の「日本で2番目に速い(=新幹線の次に速い)電車は?」の正解は、最高時速160kmの京成「スカイライナー」であるとされていた。 ネットでさらに検索したところ、こちらに詳しい資料があり、
ちなみに、ここでいう「2番目に速い」というのは平均時速ではなくて最高時速による比較である。ネットのルート検索で調べたところ、8時55分日暮里発のスカイライナーは9時35分に成田空港駅に到着するので所要時間40分、距離は62kmなので平均時速は93kmであった。 いっぽう、天王寺から関西空港まで特急はるかに乗った場合は、ざっと調べたところ、たぶん最速で30分、距離46.0kmなので平均時速は92kmとなり殆ど変わらない。時間帯によっては、「はるか」が「スカイライナー」を逆転するケースがあるかもしれないが未確認。 番組ではこのほか、線路の幅「軌間」についても言及していた。こちらによれば、日本国内については、JRは1067mmm、それ以外の私鉄は、関東地区では
いっぽう関西地区では、
番組では「【京成は】軌間が新幹線と同じなので高速で安定して走れる」というようなことを言っていたが、最高時速160km程度までのスピートであれば、軌間のわずかな差が高速時の安定性に決定的な影響を及ぼすとは考えにくい。むしろ、線路がまっすぐに伸びているかどうか、各駅停車の待ち合わせがスムーズに調整できるかどうか、強風の起こりやすい地形を通るかどうか、などによって変わってくるように思われる。 元の話題に戻るが、私は、成田空港はたびたび利用しているものの、スカイライナーはこれまで一度も乗ったことがない。一番の理由は、殆どの場合が、羽田空港と成田空港を乗り換え無しで結ぶエアポート快特を利用しているためである。多少時間はかかるが(90分)、いちばん安いし、リムジンバスのように渋滞の影響を受けることもない。 なお直近でエアポート快特に乗車して成田空港から羽田空港に向かった時は、京急線区間で人身事故が発生し、エアポート快特の運転が途中で打ち切られてしまうというアクシデントがあった。そこで青砥で急遽、日暮里方面の特急に乗り換え、JR、浜松町からモノレール経由で羽田に向かった。ICOCAを利用していたので切符の変更手続は一切なし。まことに悲しいことではあるが首都圏の電車では毎日のように人身事故が発生しているので、渋滞の影響は受けないとはいえ、時間に余裕を持って空港に向かう必要がある。 |