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北九州のウォーキングコース沿いの桐の花。数年前に大規模な剪定が行われ、再び花をいっぱいつけるようになった。 桐の花は、山陽道を通行中にも各所で見たが、写真の木がいちばん見事。 |
【小さな話題】チコちゃんに叱られる!「なぜ眠くなるとあくびが出るの?」 4月26日放送のNHK 「チコちゃんに叱られる!」の話題。この回は、
「あくび」は、一般には「脳が酸欠だから」、つまり閉め切った部屋で講義を聴いたり会議をしたりしていると部屋の酸素が不足し、それを補うための深呼吸としてあくびをすると考えられているようである。しかし、閉め切った部屋でも隙間から常に空気が流れ込んでおり日常で酸欠になることは殆どない、と説明された。酸欠が起こるとしたら、「脳出血・脳梗塞」や「高山病」など特殊な条件のもとに限られているという。 では、どういう条件のもとで「あくび」が起こるのか? 国語辞典では、「あくび」は
しかしこの説明は少々分かりにくい。番組によれば、
しかし、ここでよく分からないのは、眠ってはいけない時にどうやって脳の血流量を増加させるような反応が起こるのかということである。ただ「眠ってはダメだダメだ」と自分に言い聞かせるだけで血流量が増えるとは思えない。そんなに簡単に眠気を覚ます反応を起こせるとは考えにくい。 また、あくびは、赤ちゃんの時から発生する。赤ちゃんや幼児が「眠ってはいけない」と自分に語りかけて血流量を増やしているとは考えにくい。 もう1つ、「眠ってはいけない」という反応だけで、脳の温度が危険レベルの39℃まで上昇するというのも考えにくい。その程度の反応で「脳機能が低下し細胞が破壊されることもある」というなら、自分の意志だけで簡単に自殺できてしまうはずである。 あと、あくびだけで脳の温度を簡単に下げられるというなら、不眠症の人は、あくびに似せた深呼吸法を体得するだけで簡単に眠りに入れるはず。といってそのような特効薬的な方法があるというのは聞いたことがない。 |