【小さな話題】
久しぶりの京都観光で初めて知ったこと(1)
5月23日から24日にかけて、京都方面を観光した。今回のお目当ては「びわ湖疏水船」乗船であったが、当日と翌日朝に仙洞御所と修学院離宮の参観申込が運良く当選したため、わずか1泊2日ではあったが、御所や京都迎賓館などを含めて本格的な京都観光となった。今回の旅行で初めて知ったことを以下に記す。
- 「修学院離宮」の読み方について
40年程前に一度参観した時には「しゅがくいんりきゅう」であると記憶していたが、今回は、「しゅうがくいん」に統一されていた。宮内庁職員のガイドさんに確認させていただいたが、現在は「しゅうがくいん」が公式であるという。但し、いつ頃からどのような経緯で「しゅうがくいん」に統一されたのかについてはご本人も分からないと言っておられた。
- 赤山禅院はお寺か神社か?
修学院離宮の参観集合時刻より1時間も早く着いたので、近隣の赤山禅院をお参りした。
この禅院は天台宗の寺院であるが、入口に「赤山大明神」の大きな鳥居があった。一般に、神社のお参りでは「二礼、二拍手、一礼」が原則である一方、お寺のお参りでは柏手はしてはならないとされているので、境内で尋ねたところ、この禅院では「二礼、二拍手、一礼」をしてくださいということであった。神仏習合の流れをくむものと思われるが、詳しい経緯は不明。なお「禅院」となっているが禅宗寺院ではない。また福禄寿は、道教の宋の道士天南星、または、道教の神で南極星の化身の南極老人に由来するようである。
- そのほか、京都市内の地名・通り名の読み方について
- 上立売:「かんだちうり」だと思っていたが、「かみだちうり」であった。
- 七条:「しちじょう」だと思っていたが、バスの車内案内では「ななじょう」と言っていた。ウィキペディアで検索したところ、以下のような記載があった。
「七条」の行政上の発音・表記は「しちじょう」だが、地元の方言では「ひちじょう」もしくは「ひっちょう」と発音される。市バスの停留所名では、七条を冠したものはあえて「ななじょう」と読ませ、車内アナウンスでも「ななじょうどおり」と放送される。一条(いちじょう)、四条(しじょう)との間違いを避けるためと説明される
- 六条通り:京都では一条、二条、三条、四条、五条、七条を冠した通り名や地名が多数存在するのに対して、「六条」はそもそもどこにあるのかさえ考えたことが無かった。今回、旅行前に調べてみたところ、きわめて狭いながらも六条通はちゃんと存在していることが分かった。
次回に続く。
|