Copyright(C)長谷川芳典 |
各種報道によれば、女子ゴルフの全英女子オープンで、岡山市出身の渋野日向子選手が通算18アンダーで優勝した。渋野選手はRSK山陽放送(TBS系列、山陽新聞系)の所属なので、朝一番に特番が組まれるかと思ったが、朝8時台の「ビビッド」での取り上げ方は、OHK(フジtv系)の「めざましテレビ」に比べると控えめであった。 写真は、RSKの番組に映っていた、渋野選手の帽子のロゴ。 なお渋野とRSKとの契約は所属契約であり雇用契約を結んでいないため昇進などは発生しない。今後、特番を作成する予定はあるらしい。 |
3. 【連載】 又吉直樹のヘウレーカ!「仕掛学」と行動分析学(1) 7月17日放送の又吉直樹のヘウレーカ!「なぜ駅前の放置自転車が急になくなった?」を録画再生で視た。 番組ではまず、商店街(大阪市北区・天神橋筋商店街)の路上駐輪禁止区域において違法駐輪を無くすために、小学生が描いた絵のプリントを貼りつけるという対策が成功しているという事例が取り上げられた。「駐輪禁止」を無視する人でも、子どもが描いた絵の上に自転車を乗せることはしない。結果的に違法駐輪は一掃されたとのことであった(但し、違法駐輪に対する声かけも同時に行われていたようである。) 番組の最初のほうでは、このほかにもいくつかの成功事例が紹介されていた。
●「した方がいい」とわかっていても行動できない問題に対してついしたくなるように仕向けるもの と定義されているという。 いくら革新的・創造的な学問領域であったとしても、大学のような保守的な研究・教育体制のもとで、「仕掛学」という研究分野を指定して公募人事が行われることはまずあるまい、と思ったが、このM先生はもともと工学系のご出身の方で、基礎分野である程度の業績を積まれたあとに、人間行動の変容に関心を移されたようであった。 研究の方法としては、当初は、仕掛の成功事例を集めて、その共通点から帰納的に体系化をはかるというものであったようだが、そのうちに、御自身でも新たな開発、応用に取り組んでおられるようである。ちなみに、上掲の6つの成功事例のうち、以下については全くのオリジナルの発明ではなさそうであった。
次回に続く。 |