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8月25日の夕刻、いつものように半田山植物園を散歩していたところ、蝉の死骸を運んでいる蜂を見かけた。蝉に比べると小型の蜂だったので刺されることはあるまいと接写したが、あとで検索したところ、ケブカスズメバチ(キイロスズメバチ)の項目に、アブラゼミの死骸を噛み取るキイロスズメバチという写真があり、大きさも色もキイロスズメバチの働き蜂とそっくりであることが分かった。くわばらくわばら。 |
【連載】 チコちゃんに叱られる!「幽霊に足が無い理由」 昨日に続いて、8月23日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」の話題。本日は、
番組の話はこれで完結したが、これを機会に幽霊とは何か?についてもう少し考えてみたい。ウィキペディアの該当項目によれば「幽霊」とは、
幽霊に似た概念に「お化け」があるが、ウィキペディアによると「お化け」は、 お化け(おばけ)とは、本来あるべき姿や生るべき姿から大きく逸脱し、変化(へんか)した姿のこと。と定義されている。よって、お化けは死んだ人間には対応しておらず、自然界の様々な事物が「化けた」姿ということになりそうだ。 なので、「幽霊を見た」と報告する人は、それが単なるお化けではなく、具体的な人間の幽霊であるという証拠を示す必要があるだろう。 ウィキペディアの「伝承される神霊・精霊や架空の不気味な生き物」の項目にはさらに詳しい解説があり、
以上の定義をふまえると、オバケのQ太郎は幽霊ではないし、ちゃんと足をつけている。リンク先によれば、 本作のオバケは一つの種族である。空を飛び(Q太郎の場合は最高時速40km、一度に50kmまで飛べる)、姿を消し、壁を抜け、力も割と強く、口の中に何でも放り込め(大量に放りこむと壁をすり抜けられなくなる)、動物と会話ができる、変身する(これは学習しないとうまくできない)といった特殊能力を持っている。人間と同じ食物を摂取できるほか、雲を食べる(人間である正太もオバケの国で雲を御馳走されたが、栄養になっているかは不明)。となっていて、1つの種族とされているようである。 また、ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクターは妖怪であり、やはり幽霊ではない。主要なキャラはみな足をつけているようだ。ゲゲゲの鬼太郎の仲間がお化けであることは、 ●たのしいな、たのしいな、おばけにゃ 学校もしけんも なんにもない という主題歌(水木しげる作詞)に記されている。 ちなみに、私自身が初めて幽霊を見たのは幼稚園の頃に買ってもらった「クリスマスキャロル」の絵本であった。その絵本には、スクルージが窓の外を見ると、鎖に繋がれた幽霊たちが浮かんでいるシーンが描かれていたが、その絵を見て家族が「西洋の幽霊は足がついている」と話していたことを記憶している。このことから、「日本の幽霊には足が無い」と類推していた。 幽霊に似た概念は世界各地にあると思うが、日本の幽霊だけが足が無いのか、それも円山応挙が描いたというだけで定着してものなのか、もう少し情報が欲しいところであった。 次回に続く。 |