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先日の上京時、上高井戸のあたりで「放射五号線」という表示があることに気づいた。
1964年の東京オリンピック前には、各所で道路工事が行われ、「環状○号線」とか「放射○号線」という呼称が使われていた時代があったと記憶しているが、現在は、「環状」については「環七」と「環八」以外は別の通り名で呼ばれており、「放射○号線」という呼称のほうはすべて別の通り名に入れ替わって死語化しているのではないかと思っていた。ネットで検索したところ東京都市計画道路放射第5号線という公式の呼称になっていることが判った。 |
【連載】#チコちゃんに叱られる!「フライとカツ」、「1つのスピーカーでいろんな音が同時に出せるしくみ」 昨日に続いて10月18日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」の話題。本日は、
まず3.のフライとカツの違いだが、料理名の呼称の由来については、私はあまり興味を持てない。これまでもチコちゃんを含むいくつかの雑学系番組で、
なお、番組では「フライは揚げたもの、カツは焼いたもの」と説明されていたが、Wikipediaでは、 日本のカツ料理(フライ料理)は英語の deep fry に相当する。同じ揚げる調理法でも、食材が野菜や魚貝類の場合には「フライ」と呼び、豚肉・鶏肉・牛肉などの場合は「カツ」と呼び分けるのが普通である。ただし、スコッチエッグフライなど、肉料理の中にも「フライ」と呼ばれるものがある。また、魚のフライを「魚カツ」「フィッシュカツ」と呼ぶ店もある。というように、食材によって呼び分けていると説明されていた。カツ料理は洋食だと思っていたが、どうやら日本料理の一種であるようだ。 最後の4.については、番組では「耳で音をバラバラにしているから」と説明された。要するに、オーケストラの個々の楽器でも、合唱でも、話し声でも、種々の雑音でも、すべての音には固有の振動がある。これらは1つの波形に合成されてスピーカーから発せられる。それをバラバラに分析する機能は耳の側にあるということであった。 番組によれば、音はまず鼓膜を通って蝸牛に達する。蝸牛には内有毛細胞があり、いろいろな音の高さにバラバラに反応する。それによって、それぞれの高さの音が別々の電気信号で脳に伝わるという仕組になっているという。ちなみに、この有毛細胞は、耳を持つあらゆる生物が持っているらしい。 こうしてみると、聴覚と色覚のシステムは大きく異なっていることが判る。これにはもちろん、可視光線と音波の物理的特性の違いが反映されているとも言えるが、いっぱんに、色というのは特定の位置にある固有のモノの特徴であるため、わざわざRGBに分離して分析しても適応上のメリットはない。いっぽう、音というのは、あらゆる方向にあるさまざまな事物から発せられるため、個々の音の発生源を特定することは、外敵から逃れたり、獲物を捕まえたり、コミュニケーションをとったりする上で極めて重要である。そのことから、音をバラバラに分析する聴覚器官が発達した、と考えることができそうだ。 なお、いったん合成された1つの波形から、固有の振動を抽出できるとするなら、例えば音の高さが異なる100種類の音源からそれぞれ独立したモールス信号を送り1つの波形として伝達し、受信装置のほうで再び100種類の異なる信号に分離・分析すれば、一度に100種類のメッセージを同時に伝えることができるように思われる。これはスゴい発明ではないかと思ったが、もしかするとインターネットにおける通信の仕組も似たような原理ではなかったかという気がしてきた。恥ずかしながら私はいまだに、インターネットでどうしてあんなに多数の情報が送受信できるのか、なぜ混線しないのかが未だに理解できていない。死ぬまでにはしっかり理解したいとは思っている。 |