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1月2日午後は、ウォーキングを兼ねて近隣の到津の森公園に行った。写真は今年の干支のカヤネズミ。 |
【小さな話題】ドラえもん50周年 1月2日に再放送された、NHK ●ドラえもん50周年「夢いっぱいの“ひみつ道具”がここまで実現!」 を視た。 ドラえもんの連載が始まったのは1970年1月であり、今年でちょうど50周年になるという。番組では、
番組で紹介された科学技術の進展の中には今ではよく知られており、当たり前の存在になりつつあるものも含まれていた(携帯電話、GPS、動画配信、写真加工アプリ、3Dプリンター、音声翻訳機、自動運転車など)。また、中には、「声のキャンディー」に相当するような、他者の声そっくりに喋る技術もあり、悪用されるとなりすまし詐欺の犯罪に繋がりそうな気もしてきた。 ドラえもんは小学館の子ども向け雑誌で連載が開始されたが、それぞれの年齢に合わせて6種類の第一話が作られているという。私が記憶しているのは単行本の第一話であるが、多少疑問に思ったのは、あんな妙な形のロボットが突然現れたにもかかわらず、周囲の人たちがみな驚かずに家族や仲間として受け入れたことであった。単行本の1冊目は書棚のどこかにあったはずなので、もう一度確認してみたいとは思うが。なお、どの学年向けに描かれた作品なのかは、ドラえもんとのび太の身長差から類推できるらしい。TVアニメではどうなっていただろうか。 このほか、5歳から60歳代までの各世代500人、合計3500人対象の「一番ほしいひみつ道具は?」というアンケート結果も興味深いものであった。どの世代にも共通して、圧倒的に多いのが「どこでもドア」、ほかに、「タケコプター」、「タイムマシン」、「もしもボックス」が上位を占めていた。もっとも、「どこでもドア」や「タケコプター」は、Googleのストリートビューや、ドローンによる空中撮影でかなりの程度まで実現できているように思う。「タイムマシン」はさすがに困難と思われるが(きわめてわずかの時間差なら高速移動により可能)、そもそも、人間の言語行動そのものが、過去の出来事を想起したり、将来の夢をいだく行動を実現しているのであって、「いま、ここ」だけを生きる他の動物たちとは違う。言い換えれば、人間は地球上で唯一、言語機能というタイムマシンを備えた動物であると言うことができるかもしれない。 |