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南西側の湖岸から眺める浜名湖。中央奥に鳥居が見えているが、特定の神社の鳥居ではなくて、舞阪町・弁天島観光シンボルタワー(1973年設置)であり、時たま雑学系番組で紹介されている。扁額は「弁天島」と書かれているらしい。今回のブラタモリ(↓の記事参照)では全く言及されなかった。 |
【連載】ブラタモリ「浜名湖〜“ウナギといえば浜名湖”なのはなぜ?〜」 1月18日に放送された表記の番組を録画再生で視た。 浜名湖周辺には、これまで少なくとも3回、宿泊した記録がある。また、新幹線で東京方面まで往復する時には必ず弁天島を通過するし、岡山空港から羽田空港まで飛行機で向かう時には、左側の窓際に座れば眼下に浜名湖全体を見下ろすことができる。そういう点では、なじみ深い湖の1つであるが、今回の番組を通じて、いままで疑問に思っていたことや、誤解していた点について、新たな理解を深めることができた。 番組ではまず、静岡県の養殖ウナギ生産量が全国4位(2018年農水省統計)であると紹介された。私自身は、国内のウナギ産地と言えば浜名湖がダントツだと思っていたが、実際は、
続いて、浜名湖が汽水湖であることと、それゆえに、かつてはシラスウナギを獲ることができそこから養殖が始まったというように説明された。 ちなみに、浜名湖は、
番組によれば、ウナギは、かつては湖岸を区切った「川池」で養殖されていたが、その後、浜堤の低地にある「堀池」に拡張されたという。意外であったのは、湖の東側にある養殖の池が淡水であったということ。そう言えば、かつては新幹線の車窓からたくさんの養殖池が見えていたが、あれがもし塩水であったとすると、すぐ隣に畑や田んぼがあるのは妙だなと思ったことがある。といって、浜名湖に近ければちかいほど、池を掘れば海水がしみ出してくるはずでありこれも分からなかった。今回の番組によれば、浜名湖の東側一帯は、泥の不透水層の上に、天竜川から運ばれた砂礫層が重なっていて、その境界から淡水が湧いているらしい。となると、同じ浜名湖産でも、かつての川池で養殖されたものは海産物、堀池で養殖されたものは淡水産となって味が異なるような気がするが、そのあたりはよく分からなかった。 ウナギの話題で思い出したが、ウナギの血液には毒が含まれている。但し加熱処理すれば毒性を失うので、ウナギで中毒死したという話は全く聞かない。また、ウナギと梅干しの食い合わせが悪いというのは全くの迷信である。もしかすると、昔の人が生のウナギを梅干しと一緒に食べたために、ウナギの毒と梅干しがたまたま対提示されたことに由来するのかもしれない。 |