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新型コロナウィルス感染拡大に係わる対応として岡山市内の小中学校は3月2日から3月25日まで臨時休業となっている。3月3日の夕刻、散歩時に近隣の小学校の横を通ったが、校庭では低学年と思われる児童たちが賑やかに遊んでいた。学童保育の一環なのかどうかは不明。 なお岡大のグラウンドでは、いくつかの体育系サークルが練習をしていた。 |
【連載】#チコちゃんに叱られる! 「トウガラシ」、「仮面ライダー」、「腐敗と発酵」 他の話題を取り上げていて間が空いてしまったが、NHK チコちゃんに叱られる!の感想と考察。 2月21日の放送では、
まず1.のトウガラシの辛味は、辛さの成分カプサイシンに口の中の受容体TRPV1(トリップ・ブイワン)が反応して、痛みや熱さといった危険信号を脳に伝えてしまうためと説明された。これにより、TRV1を持つ野生の哺乳類はトウガラシの実を食べない。しかしカプサイシンは鳥のTRV1には反応しないので、鳥だけに食べられる確率が相対的に高まる。種は、哺乳類に食べられると葉でかみ砕かれてしまうが、鳥類は種を丸呑みされるので消化されにくい。これによって、種が遠くまで運ばれ、生息範囲を広げることができるというように説明された。 番組では実際に、養鶏場のニワトリがトウガラシを食べるシーン、リスザルやモルモットが食べた瞬間に吐き出すシーンが紹介された。 なお、人間がトウガラシを食べる理由の1つは、大航海時代、長期間の航海でビタミンCが不足して壊血病になるのを防ぐために、ビタミンCを多く含むトウガラシが食べられるようになったと説明された。但し、辛味でやみつきになるのは、辛味が快楽物質を出すためであるとも説明された(2019年4月19日放送)。 ここからは私の感想になるが、生息範囲を広げる上で辛味が有効であるというなら、トウガラシ以外の植物、例えば豆類一般、穀物類などもみなカプサイシンを含むように進化するはずである。特定の植物のみが辛くなったという説明がさらに必要であると思われる。 2.の話題だが、仮面ライダーが登場したのは1971年、ちょうど私が大学に入った年でもあり、このようなヒーロー番組番組には全く興味が持てない年齢であった。何年か前、妻の実家のある北九州でウォーキングをしていた時に、偶然極楽寺を訪れたことがあったが、お寺の前の像が、仮面ライダーなのかウルトラマンなのか区別がつかなかった。チコちゃんの番組で取り上げても、仮面ライダーに夢中になった世代というのはかなり限られていたのではないかと思われる。 番組の正解は「ちょいワルに見せたかったから」であった。確かに1970年代は、ただ強くて正しいヒーローから「心に陰を持ったヒーロー」が人気を集める時代背景はあったかもしれない。同じ時期に人気を集めた木枯らし紋次郎やブラック・ジャックなども似た特徴があり、社会心理学のゼミで取り上げられたことがあった。 最後の3.については、
もっとも、「腐る」というのは通常、さまざまな菌が繁殖し統制がとれない状態、「発酵」というのは人工的に統制された条件のもとで、特定の菌だけを繁殖させること、というようにも区別できるのではないかと思われる。 番組でも言われていたように、発酵食品は腐りにくい。しかし、特定の菌に必要な栄養分が無くなると、別の栄養分を食べる雑菌が入り込んできて繁殖し腐ってしまう。 なお、私が知っているもので腐りにくい食品と言えば、 などがある。 |