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長谷川ゼミの成績評価方針。一部、ネット経由の参加が義務づけられている。↓の記事参照。 |
【小さな話題】オンライン授業の思い出 NHKニュース(2020年5月15日 5時13分配信)によると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、全国の9割近くの大学などが通常の授業を延期している一方、オンライン授業を導入しているところは、6割余りにとどまっていたことが分かったという。 文部科学省によれば、5月12日の時点で全国の大学などのうち、通常の授業を延期しているところは86.9%、その内訳は、
この「オンライン授業」という言葉でふと思ったが、単に関連文献のレビューや研究発表内容をネットで公開したり、その発表内容についてコメントを書き込むというレベルであれば、私が担当していたゼミでは、相当以前からすでに実施しており、もし私の定年退職前にこういう事態が起こっていたとしても、それほど手間をかけずに、毎週の対面授業から「オンライン」のみの授業に切り替えることができたのではないかと思われた。 過去記録を調べてみると、演習授業でネットの活用を始めたのは1998年頃からであった。最初のうちは、教材や各自の研究発表内容を公開するだけであったが、数年後からは非公開のネット掲示板を通じて、それぞれの発表内容を相互にコメントする仕組を取り入れ、コメント内容を含めて成績評価に反映させるようになった。これらは、私が定年退職した2018年3月まで続けられた。 ネットを通じて研究発表すること、あるいは、非公開の掲示板で相互にコメントすることのメリットとしては、
もっとも、コメントの内容・レベルはマチマチであり、議論が不活発に終わった年もあった。 最近ではオンライン授業というと、動画配信やリアルタイムの中継型が主流になりつつあるようだが、オンラインで口頭のやり取りをするよりは、記録に残る形のテキストベースのやり取りのほうが、じっくり考える間もとれるし、関連資料を調べたあとで回答することもできるといった点で、より発展性が高いようにも思う。 なお、受講生が100人以上になるような講義については、私はオンライン授業の経験が全く無い。新型コロナウイルスが終息せず、今年度の4学期に予定されている講義(特命教授として担当)がオンラインとなった時にはどうしてよいか分からない。そうならないことを願うばかりである。 |