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半田山植物園を散策中、木の高いところに糸を張っているジョロウグモと、月齢7.5の月がちょうど重なって見える場所があった。まるで蜘蛛が半月を捕らえているかのようだ。 |
【連載】#チコちゃんに叱られる!「ヤバイ毒茸」、「疲労感の原因」 10月23日に初回放送された、NHK チコちゃんに叱られる!の感想と考察。 本日は、
まず3.の毒キノコワースト3であるが、番組では、
上掲のうちドクツルタケと思われるキノコは何度か見かけたことがある。カエンタケに似たキノコも見かけたことはあるが、たぶん、キツネノエフデ、サンコタケ、ツマミタケなど、形の似た別のキノコであったとは思う。 キノコの一部が毒を持つことが、進化上どういう利点をもたらすのかについてはよく分からない。ネットで検索したところ、こちらに詳しい考察があった。 どうやら,環状ペプチドを持つキノコの毒が本来倒したい相手は,ケモノや人間ではなく,キノコバエの幼虫のようなのだ.幼虫はキノコの中をゆっくり食べ進んでいくので,数日かかる毒でも,食べられる前にやっつけられる.そして,幼虫のほうも毒性に抵抗するように進化するので,エスカレートした結果,猛毒になってしまったらしい.人間のキノコ中毒はその戦いの巻き添えということになる. 最後の4.であるが、ウィキペディアでは「座ってただけでも疲れるのはなんで?」となっていたが、番組の疑問タイトルは「なぜ人は『疲れた〜』ってなる?」となっており、正解は、「脳がさびるから」と説明されていた。 解説者によれば、重いものを持つ、登山、ダンベル運動などによる疲労は、運動の刺激によって筋肉の一部が傷ついた状態のことを意味し、「筋肉疲労」と呼ばれる。これに対して、長時間仕事をしたあとの疲労感は、自律神経の疲労が原因となっている。何かに集中したり頭を使う作業を続けていると、自律神経は大量の酸素を消費し、活性酸素が発生する。活性酸素は細菌やウイルスの働きを抑える効果もあるいっぽう、自律神経の細胞を弱らせてしまう【酸化。「細胞がさびる」】。 しかし、さびがたまった細胞がそれ自体、疲労を感じさせているわけではない。脳が「体が疲れている」という警報を発することで初めて疲労を感じるようになる。本当に疲れているのは脳だが、私たちは、体が疲れているかのように錯覚させられているのだという。 さびを戻す方法としては質の良い睡眠をとるほかはないが、「さびをつきにくくする方法」としては、
上記の3点はそれぞれ生理学的根拠に基づくものと思われるが、疲労回復というのは必ずしも短期的な効果だけで済むものではない。より疲労しにくい体を作る上ではスタミナ料理も有効ではないかと思われるし、サウナと水風呂の交替浴はそれなりの爽快感をもたらし、筋肉疲労の回復にも役立つように思われる(←栄養ドリンクについては、私は否定的だし、無料の試飲品以外には飲んだことはない)。 余談だが、今回の解説者は「大阪大学・医学博士」と紹介されたが、これって、単に「大阪大学から博士号を授与された者」というだけのことで、現在の所属を表すものではない。さっそくお名前をもとに検索させていただいたところ、大阪市立大学大学院・医学研究科・疲労医学講座の特任教授をされていることが分かった。ならば、「大阪市立大学大学院・特任教授」という肩書きで紹介するほうが妥当であるように思われるが、なぜ「大阪大学・医学博士」というように紹介されたのかは大きな謎である。なお、リンク先には番組で紹介された疲労のメカニズムが紹介されていた。またこちらには作業効率低下を抑える「ゆらぎ」の効果、こちらにはイミダペプチド(イミダゾールジペプチド)の抗疲労物質としての可能性が紹介されていた。 |