Copyright(C)長谷川芳典 |
【小さな話題】3DCG技術の進歩 12月30日に放送された3DCG作品のアーヤと魔女を、夕食時やパソコン作業中に、録画再生で、少しずつ観ている。私は、1つの作品を最後まで一気に観ることが殆どなく、退屈な内容の場合は途中で観るのを止めてしまうことも少なくないのだが、この作品に関しては今のところ半分くらいまで見続けており、何とか結末までたどり着けそうな印象であった。 この作品は、スタジオジブリ初の全編3DCG作品であるという。ウィキペディアによれば、3DCGは、正式には3次元コンピュータグラフィックスの略であるという。 3DCG自体はゲーム画面でも目にしたことがあったが、映画として観たのは、シュレックが最初ではなかったかと思う。もっともこれは3DCGではなく、「フルCGアニメ」に分類されているらしい。直近で観たのはSTAND BY ME ドラえもんであったが、そのリアルさに驚かされた。 かつて、ファイナルファンタジー (映画)が制作されたころには、3DCGが進歩すると、生身の俳優たちはいずれ失業するのではないかという見方もあった。ファイナルファンタジーは興行的に大失敗であったが、最近の精巧な3DCGを観ていると、少なくともいくつかのジャンル、具体的には、SFファンタジー、冒険モノ、魔法使い、怪獣映画などでは、生身の俳優が3DCGのキャラにとって代わられる可能性は高いように思われる。 もっとも、ラブストーリー、ラブコメ、あるいは歴史物、偉人伝などは、まだまだ、3DCGでは限界があり、生身の俳優でないと演じられないように思われる。 映画ではないが、テレビのニュースや気象情報などは、生身のアナウンサーの代わりに3DCGでも役割を果たせるように思う。大学の授業もひょっとして生身の教員からCG教員に代わるかもしれないが、今のところ、3DCGのオンライン教材を作るよりは、生身の教員本人が直接登場して講義を行ったほうが手間は省けるし、双方向が確保できることは間違いない。 |