じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 岡山市では5月10日から65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナワクチンの接種予約が始まった。私は、朝一番に、近隣の医療機関をWeb予約したが、夕方に再度、当該の医院の予約状況を閲覧したところ、どの日もすべて×印(受付終了)となっていた。また、近隣の別の医療機関は、Web予約ではなく、窓口予約のみを実施していた模様で、当日夕刻には、医院の入口に「受付終了」の掲示が出ていた。なお高島屋の集団接種会場のほうは、5月10日夕刻の時点では、5月17日〜22日は空きなし、23日以降は余裕ありとなっていた。


2021年5月11日(火)



【小さな話題】新型コロナワクチンの接種予約/新型コロナで最近思うこと

 岡山市では5月10日から65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナワクチンの接種予約が始まった。予約の方法は、私の理解に間違いが無ければ、
  1. インターネット経由のWeb予約
  2. コールセンターに電話して、Web予約の代行依頼
  3. 医療機関に直接電話して、予約
  4. 医療機関に直接出向いて、窓口予約
という4通りがあり、私は、8時30分過ぎにWeb予約した。

 ログイン後にまず戸惑ったのは、マニュアルで案内されているようなメールアドレス登録画面が表示されなかったことである。よく読んでみると、確かに「自治体によっては、メールアドレスの確認画面が表示されない場合もあります。」と書いてあるのだが、それなら最初から余計な部分は削除したマニュアルを作ってもらいたいところだ。ま、マニュアルを岡山市バージョンに書き換える余力が無かったのだろう。

 次に戸惑ったのは、私が当初希望していた近隣の医療機関2箇所が、いずれも「接種会場」の選択リストに含まれていなかったことであった。これら2箇所は、上記4.の窓口予約のみで受け付けていたものを思われるが、それならそれで、医療機関リストで「窓口受付のみ」というように案内しておいてほしかった。結局、私が予約できたのは、徒歩30分以上かかる某医院となった。日頃60分程度のウォーキングをしている私としては往路は問題ないものの、接種直後に30分以上歩いて大丈夫かどうか、ちょっと不安【車で帰るのはもっと危険なので、接種後に体調が悪化した場合は妻に車で迎えに来てもらうことになりそう】。

 医療機関を選択している時に驚いたことだが、Web予約可能というリストに含まれている医院であっても、実際に接種日時のカレンダーにアクセスすると、すべての日が×印(受付不可)となっていたことである。今回予約できた医院の場合も、8時半過ぎの時点で、殆どの日は×印になっていて、5月下旬しか選択できなかった。おそらく、各医院とも、電話予約や窓口予約専用の枠を最初から確保していて、Web予約できる日時を制限していたものと思われる。ま、それぞれの医院では、いつも通院している患者さんを締め出すわけにはいかないだろうから、やむを得ない対応であるかもしれない。




 ということで、とりあえず予約を完了したが、まだまだ安心はできない。

 そもそも、ワクチン接種という方法で感染症を完全に終息させることはきわめて困難と言われている【人類が唯一撲滅に成功したウイルスは天然痘ウイルスのみ(人間以外の動物に感染するウイルスで撲滅宣言が出されたの牛疫のみ)。】
 かつて、巨大隕石の落下による気候変動で恐竜が絶滅し、その後哺乳類が台頭した。もし、隕石がやって来なければ恐竜時代はずっと続き、哺乳類が進化して人間が誕生することは無かったかもしれない。この喩えが当てはまるかどうかは分からないが、おそらくウイルスの場合も、あるワクチンの効果によって特定ウイルスが絶滅すれば、いずれは、そのワクチンが効かないような変異ウイルス、もしくは全く別種の新々型ウイルスが人類に脅威を与えるようになる。結局のところ、人類がウイルスに対抗できる手段は、
  • 自然免疫と獲得免疫
  • 免疫機能の暴走をコントロールする機能
  • 感染によるダメージから回復する力
だけであって、人為的な操作でできることには限界があるように思う。

 そう言えば、最近、「ウイルスの99%以上を除去」をうたった空気清浄機の宣伝が目に付くようになったが、家の中でいくらウイルスゼロを実現しても、外に出ればたちまち様々なウイルスに晒されてしまう。あまりにも超衛生的な環境に長くいると、自然免疫力が衰えて、逆に感染しやすくなってしまうのではないかという気もする。




 最近、もう1つ疑問に思うのだが、新型コロナに感染し完全回復した人たちは、どの程度獲得免疫を獲得しているのだろうか。5月10日22時46分配信のNHKオンラインニュースによれば、これまでに国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め64万6699人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて64万7411人となっているという。この中には、亡くなった方が1万994人、重症者が1152人含まれており、また後遺症に悩まされている方も少なくないと聞いているが、それ以外の60万人以上の人が抗体を獲得し、かつ他者に感染を広げる可能性がないのであれば、そういう人たちだけでも、国内外での移動や、職種によっては対面での業務を許可しても、全く問題は起こらないはずだ。無理強いはできないが、獲得免疫獲得者でチームを結成して医療現場を支えて貰えるようになればありがたい。