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岡大構内各地でヒメジョオンが猛威をふるっている。写真はじぶんのシルエットと重ね合わせたところ。 |
【連載】「新型コロナ 全論文解読2〜AIで迫る 終息への道〜」その1 ワクチンの有効性と変異ウイルス 6月5日の22時からNHK-BS101で放送された表記の番組についての感想・考察。なお、同一タイトルの番組は地上波のNHKスペシャルの放送記録にも残っているが、地上波でMCをつとめておられた田中裕二さん、太田光さんは、今回私が録画したBS版のほうには登場しておられなかった。 番組では、
まず、1.のワクチンと変異ウイルスとの関係だが、変異ウイルスのうちN501Yについては、感染力は4〜9割上昇、致死率は6割上昇することが報告されている。 ここで番組内容からいったん離れるが、こちらの記事によれば、N501Yとは、ウイルスのタンパク質の501番目のアミノ酸がN(アスパラギン)からY(チロシン)に変わり、スパイクタンパク質が人の細胞と結合しやすくなったとされる変異である。いっぽう、484番目のアミノ酸がE(グルタミン酸)からK(リシン)に変化したE484K変異もあり、この変異はワクチンの有効率を減少させる可能性があるという。ちなみに、WHOは5月31日、イギリスで最初に特定された「B.1.1.7」系統は「アルファ」、南アフリカで特定された「B.1.351」系統は「ベータ」、ブラジルの「P.1」系統は「ガンマ」、インドの「B.1.617.2」系統は「デルタ」と呼ぶことを発表している。「N501Y変異」の特徴だけを持つのがアルファ、「N501Y変異」と「E484変異」の特徴を併せ持つのがベータやガンマであるという。山中先生のサイトによれば、インドで広がっているデルタには3種類のサブグループ(B.1.617.1、B.1.617.2、B.1.617.3)があり、G142D変異、L452R変異、E484Q変異、P681R変異などの有無の組み合わせが異なっている。 今回の放送では、N501Yが蔓延した状況でも、ワクチン(ファイザー)は、
ま、中にはネガティブな問題を指摘した論文もあるとは思うが、2回目の接種を間近にひかえた私としては、とにかく、有効性や持続性を確認する論文がたくさん刊行されることは、想定される副反応の不安が取り除く効果もあり、ありがたいところではある。 次回に続く。 |