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【連載】#チコちゃんに叱られる!「コラ!の語源」「トウモロコシのヒゲ」「水に濡れると色が濃くなるのは」 他の話題を連載している間に、この番組が2回放送された。ということで、本日は、10月1日(金)に初回放送された分についての感想と考察。この日は、
まず1.の「コラ!」だが、番組では「鹿児島弁の「ねえ」が起源」と説明された。江戸時代から鹿児島県の主に薩摩半島で使われており、もともとは「ねえ」「ちょっと」という呼びかけの意味であったが、明治初期、巡査の前身の「邏卒(らそつ)」の多くが鹿児島出身だったことと【西郷隆盛や川路利良が連れてきたことによって、3000人の邏卒のうち2000人が鹿児島出身者】、鹿児島弁のイントネーションの特徴から高圧的に聞こえてしまことから、叱りつける時の声かけになってしまったとのこと。 私自身は「コラ」は、殿様が家来に呼びかける時の「これこれ」に由来しているのではないかと思ったが、あまり関係なさそう。 番組ではさらに、地方から全国に広まった新語として、
2.のトウモロコシのヒゲは、番組では「めしべ」であうと説明された。私自身は最初、雄しべではないかと思ったが、そういえばトウモロコシのてっぺんには雄花の穂が出ていることを思い出した。ヒゲの正体が雌しべであることから、ヒゲの数と粒の数は同じとなる。 3.の「服が水にぬれると色が濃くなる理由」については、私は「服の繊維の乱反射が起こりにくくなるから」だと思ったが、番組でも「もともとの色になるから」、つまり「服の表面は繊維でデコボコしているため光は乱反射して白っぽく見えているが、濡れると表面のデコボコが薄い水の膜に覆われ平らになり、本来の繊維の色のみを反射するようになる。」というように説明されており、ほぼ正解となった。石に水をかけたり、木の板にニスを塗ったりすると色が濃く見えるようになるのも同じのも同じ原理によるものであるという。水でお習字をする半紙なども同じ原理と思われる。 ということで、この回は、比較的分かりやすい良問が揃っていたように思われた。 |