じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 時計台近くにジョロウグモが網を張っており、アングルによっては時計台を捕獲しているように見えた。右上の小さいクモはオスと思われる。

2021年10月22日(金)



【小さな話題】古い機器を手放すタイミング

 9月以降、長年使っていた機器(家電、パソコン)が次々と壊れるという珍現象が起こっている。デスクトップパソコン5インチタブレットのほか、BDデッキ経由でテレビを視聴していたディスプレイ、除湿機など。このほか居間のテレビの電源が入りにくい、電気カミソリでヒゲがうまく剃れない、電動歯ブラシの充電がうまくできない、エアコン1台が機能低下、といった問題が生じており、手を焼いている。

 こうした電子機器の故障には、
  1. 使用中に突然プチンと切れて、以後、使用不能となる。→ディスプレイ
  2. 多少の予兆があった後、しだいに問題が深刻化し、ついには使用不能となる。→デスクトップパソコン、タブレット
  3. 一部の機能は使用不能となるが、何度か使い続けることはできる。→電気カミソリ、電動歯ブラシ、テレビ
という3通りのタイプがある。人間の病気で言えば、1.はPPK、2.や3.は慢性疾患といった感じかと思う。私の身代わりになって、健康管理に警鐘を鳴らしてくれているのかもしれない。

 電子機器はそれぞれ修理可能だが、修理見積もりだけでもお金がかかるし、昨今の技術の進展により、新しい機種に買い換えたほうが結局お得ということが多い。

 いっぽう、どこも故障していないのに、OSやアプリのアップグレードの関係で、これまでと同じようには使えない機器もある。私のところにはまだ、Windows-XPやWindows7のノートパソコンがあるが、対応アプリもしだいに限られてきており、ネットに接続しないことを前提として、孫のおもちゃにするぐらいしか使い道が浮かばない。
 あきらかな故障で使用不能となった場合は廃棄するかどうかで躊躇することはないが、どこも悪くない機器を処分するというのはなかなか決断できない。特に長年愛用していたノートパソコンはなかなか捨てがたいところがある。
 もっとも、デスクトップパソコンの箱を開けて内部を覗いてみると、マザーボード、メモリーカード、グラフィックカードなどが詰め込まれているだけで、いかにも単なる機械という印象がある。故障したパソコンが自動修復モードに入ると「何とか生き返ってくれ!」という気分になるが、これもある意味では機械的な作動の一端に過ぎないようにも思われる。じっさい、特定のマシンそのものに愛着を覚えるのではなく、ディスプレイ上で展開される空間と、それを操作する自分の行動そのものがすべてであって、パソコンを使っている時に「マシン本体と交流している」というような印象は受けにくい。

 ま、とにかく、Windows-XPのノートパソコンなどは、そろそろ廃棄、もしくは寄付を検討したほうが良さそうだ。もともとオンライン取引などには使っていなかったので、アプリをすべてアンインストールして程度で手放しても、セキュリティ上のリスクは無さそうに思われる(通常のアンインストールのほか、ネット接続などの各種の設定情報も消去しておく必要がありそう)。