じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 2月18日の日没後、西の空に面白い形の雲が浮かんでいた。ギリシャ文字の「ζ」か「ξ」に似た形をしている。

2022年2月19日(土)



【小さな話題】美の壺「庭園スペシャル」で行ってみたくなった庭園

 2月12日の夕刻、NHK-BSPで、90分スペシャル「庭園」が放送された。放送の中ではいくつかの日本庭園が取り上げられていたが、私が一度も訪れたことのない庭も含まれており、コロナが収束した際にはぜひ一度訪れてみたいと思った。以下、備忘録を兼ねて、私が一度も訪れたことのない庭園のリストを記す。
  1. 無鄰菴(京都)
     『縁側から庭へ〜フランスからの京都回顧録』の著者エマニュエル・マレスさん(京都産業大准教授)がオススメの庭。『風の谷のナウシカ』のナウシカが腐海で経験した自然との一体感を経験できる場所とのことだが、なぜそれが無鄰菴の庭なのかはよく分からなかったが、放送を見たところでは東山を借景としたスケールの大きな世界が鑑賞できるように思えた。
     ネットで検索したところ、所在地は京都市動物園のすぐ南側にあり、学生時代から何度もその前を通ったことがあったはずだが、こんな静かな庭園があるとは全く知らなかった。京都市動物園と言えば、私が学生・院生時代にはカリフォルニアアシカが飼育されて結構大きな鳴き声を発していたはずだが、現在飼育されているリストの中では大声を出す動物は居ない。無鄰菴もそのぶん静かに鑑賞できそうだ。
     なお、この庭園は新型コロナ感染防止のため、現時点では、事前予約制を実施しているようである。入場料は600円。市内在住の70歳以上は無料。
  2. 瑞泉寺(鎌倉)
     養老先生の番組でも何度か紹介されており夢窓国師(疎石)作庭の庭があることは知っていたが、遠方のため訪れる機会はない。鎌倉は家族旅行で1回、中学の日帰り研修で1回行ったことがあるが、このお寺はたぶん一度も訪れていないと思う。
  3. 実相院門跡(京都)
     京都バスに岩倉実相院行きというのがあるので学生時代から名前は知っていたが、実際に訪れたことはなかった。もっとも今回の放送によると、ここに新しい庭が造られたのはわずか7年前ということなので、これまで訪れていなかったのは当然と言えば当然。
     枯山水の様式を取り入れつつ、木製のオブジェを含めるなど新しい設計となっている。無鄰菴を手がけた七代目小川治兵衛の子孫、小川勝章さんによる作庭。比叡山を借景としている庭園としては、円通寺正伝寺があり何度も拝観しているが、次回はぜひ実相院門跡に行ってみたい。
  4. 岸和田城庭園(八陣の庭)
     1953年に重森三玲により作庭。重森三玲の孫の重森千さんによれば、「八陣の庭」は諸葛孔明の「八陣の兵法」に由来しており、自分から戦いを仕掛けていくのではなく、自分たちは自分たちで守るという平和を願う気持ちが込められているとのこと。
     岸和田は岡山からわざわざ出かける場所としては遠すぎるが、関西空港を利用する時にはすぐ近くの日根野の関空ジョイテルホテルに泊まったことが何度もあった。大浴場やジムがありお気に入りのホテルだったのだが、ネットで検索したところ2020年11月9日宿泊をもって営業を終了、閉館になってしまった。これを機会に、次回関空を利用する時には岸和田城近くのホテルを利用したいと思うが、この先、関空から海外に出かける機会があるかどうかは何とも言えない。
  5. 六義園(東京)
     小学校低学年の頃と中学生の頃に来園した記憶があるが、それから55年以上は一度も訪れていない。次回の上京時にはぜひ行ってみたい。