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6月4日の明け方、東の空に木星が見えていた。空が少し明るくなっていたため、木星の左下にあると思われる火星の位置を確認することができなかった。 |
【小さな話題】ジェレミー・ブレッド版『シャーロック・ホームズの冒険』終わる NHK-BSPで再放送されていた表記の番組が6月1日の#41『ボール箱』をもって最終回となった。 このシリーズは、以前の再放送の時にほぼすべての回をダビングしていたが、抜けている回があったことと、DVDへのダビングでかさばっていたことから、今回改めてBDにダビングし直すために録画した。ウィキペディアによれば、 日本ではNHKにおいて吹き替え版が製作され、1985年から1995年にかけて初回放映、その後何度も再放送された。放送枠の都合上、すべてのエピソードで5分ほどのカットが行われている。このため、ホームズがコカイン依存症であるなど重要なシーンが抜け落ちている。また、後にノーカット版のソフト化が行われた際、カットされたシーンの吹き替えを新たに取り直す必要に迫られることになった。と記されているが、「5分ほどのカット」はそのままになっているものと思われる。 シャーロック・ホームズの原作は長編4、短編56の全60作品となっているが、このドラマは41話となっていて、ウィキペディアによれば、以下の作品は含まれていない。
全60作品から上記の18作品を除くと残りは42話となるはずだが、1話足りないのは、第40話で、「マザランの宝石」に「三人ガリデブ」を組み合わせたためと思われる。 私にとって謎であるのは、以前何かのテレビドラマで、「グロリア・スコット号事件」、「隠居絵具師」、 「三人の学生」、「スリークウォーター失踪」などを観た記憶があること。ジェレミー・ブレッド主演でないとすると、何のドラマだったのだろうか。 ウィキペディアに記されているように、このドラマシリーズは原作に忠実であることを意識して作られているが、 後期に至っては、原作自体が映像化困難なもの、出来が悪いものを何とか鑑賞に堪えるものとするため、そしてジェレミー・ブレットの体調問題などにより様々なアレンジが加わっている(中には非難の声の大きいものもある)。また初期に使われていたベーカー街外観のセットも、観光ルートになってしまい使用できず、様々なアプローチが取られている。とのことであった。 今回改めて41話を視聴したが、確かに、前半の作品が分かりやすいのに対して、後半は私にはストーリーがよく理解できないものも含まれており、またホームズがあまり活躍していない(=ホームズ自身は殆ど謎解きをしておらず、不明な点は当事者の告白で明らかにされるような展開)ものもあった。特に分かりにくかったのは、
上記のうち、#40は『マザランの宝石』に『三人ガリデブ』を合わせたエピソードであるというが、もともと後から犯人が分かるところに面白さがあるはずなのに【←『刑事コロンボ』のような倒置法(倒叙法)もあるが】、2つのエピソードを組み合わせてしまうと最初から犯人が登場人物の中に含まれていると考えざるを得なくなり、こじつけ感が強くなってしまう。 なおこの#40は、ジェレミーブレッドが発作を起こして撮影直前に入院したため、兄のマイクロフトが代役で捜査にあたるという設定になっていたという。また#41は復帰したジェレミーの遺作になったという。そのことを知った上で観ると、確かに『ボール箱』でホームズが活発に動き回ったり格闘するようなシーンはない。『寅さん』の映画の最終回のような寂しげな印象を受けてしまう。 最後に、私自身が特に面白いと思った5話を挙げると(放送順)、
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