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半田山植物園で見かけたショウジョウトンボ。こちらによれば、よく似たトンボにネキトンボがあるが、「ショウジョウトンボでは脚まで赤くなるのに対して、ネキトンボの脚は黒色をしています。またネキトンボでは翅の縁紋も黒色です。」という違いがあるという。ネキトンボは昨年9月に接写したことがある。 |
【連載】太陽系の基本知識を更新する(13)小惑星・彗星(1) 昨日に続いて、NHK「コズミックフロント」: ●「冒険者たちが語る 太陽系のヒミツ」 についての備忘録と感想。本日からは2021年6月10日に初回放送された「小惑星、彗星」を取り上げる。 まず例によって、私が子どもの頃に読んだ『宇宙のすがた』(鈴木敬信, 1962年、偕成社)で、当時、これらがどのように説明されていたのかをチェックしてみた。 このうち小惑星については、161ページと264ページに記載があり、161ページでは ●【太陽系には】このほかに、何万個にものぼる小惑星があります。小惑星は大きくても直径770キロメートル、大部分は直径数キロメートルていどのもので、おおくは、火星と木星のあいだのところで、太陽のまわりをまわっています。 と説明されていた。また264ページの基本天文用語解説では、いままでに発見されている小惑星の個数は1627個(1958年末まで)となっていた。また、「なかには、水星よりも太陽に近づいたり、あるいは、地球にひじょうに近づいてくるものもある。」と記されていた。 いっぽう、ウィキペディアでは、小惑星を、 小惑星(しょうわくせい、独: 英: Asteroid)は、太陽系小天体のうち、星像に拡散成分がないものの総称。拡散成分(コマやそこから流出した尾)があるものは彗星と呼ばれる。と定義した↑で、その個数は 2019年5月現在、軌道が確定して小惑星番号が付けられた天体は541,128個にのぼる(準惑星5個を含む。小惑星の一覧参照)。この他に仮符号のみが登録されている小惑星で、複数の衝を観測されたものが145,378個、1回の衝を観測されたものが106,326個あり、これらを合計すると794,832個に達する。番号登録されたもののうち、すでに命名されたのは21,922個である。とされており、1962年発行『宇宙のすがた』の「1627個」の300倍以上の数になっている。なお、1962年当時は最大の小惑星(ケレス)の直径は770kmとなっていたが、ウィキペディアでは、945kmとなっていた。 次に彗星については、181ページと264ページに記載があり、
いっぽうウィキペディアでは、彗星を 太陽系小天体のうち、おもに氷や塵などでできており、太陽に近づいて一時的な大気であるコマや、コマの物質が流出した塵やイオンの尾(テイル)を生じるものを指す。と定義した上で、各種の最新情報を提供している。1962年当時と異なるのは、核の大きさが1〜10kmとなり、コマと核が区別されている点である。ハレー彗星の場合で言えば、核の大きさは15.3 km×7.22 km×7.22 kmほどであり、コマのほうは10万kmに達すると記されている。 次回に続く。 |