じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 10月14日の夕刻はよく晴れ、日没直後の西の空には彗星型の飛行機雲がすくなくとも2つ輝いていた。
 彗星型とは言っても、私が見たことのあるヘールボップ彗星よりはかなり明るい。このご時世では、某国の弾道ミサイルが飛来したのではないかと騒がれそうな不気味な輝きでもある。

2022年10月15日(土)


【小さな話題】パソコン買い換え一周年(3)役に立っているアプリ(2)

 昨日の続き。

 昨日に続いて、役に立っているアプリをさらに5本追加しておく。もっとも、昨日挙げたアプリほどには使用頻度は高くない。また、使用上難点があったり、一時期は頻繁に使っていたものの最近では滅多に使わなくなったものも含まれている。
  1. スグレモ 撮画ツール6
  2. ズバリ拡大鏡
  3. 着彩!モノクロ写真
  4. かんたん!AITalk
  5. いきなりPDF from スキャナ 3

 まず1.のスグレモ 撮画ツール6であるが、最大の特長は、いま見えていない部分を含めてWEBページ全体を1枚の画像としてキャプチャできる点にある。単に画面キャプチャをするだけならPrintScreenボタンを押せば簡単に済ませることができるが、画面をスライドしながら閲覧するコンテンツでは、ディスプレイに表示されていない部分をキャプチャすることはできない(はず)。このアプリはそれを可能にしてくれる。但し、このような操作ができるのはChromeで閲覧した場合に限られており、事前にChromeに拡張機能としてインストールしておく必要がある。
 なおこのことで初めて知ったのだが、GoogleChromeにはさまざまな追加機能が提供されているようである。ざっと閲覧したところ「GoFullPage - Full Page Screen Capture」というのがあった。おやおや。
 せっかく訪問したので、DeepL翻訳:読みながら、書きながら使える翻訳ツールというのを追加させていただいた。




 2.のズバリ拡大鏡であるが、拡大鏡の機能自体は、Windows10の標準仕様で「設定→簡単操作→拡大鏡」から拡大鏡をオンにすれば、同様の操作は可能。このズバリ拡大鏡は、標準仕様と同様の機能のほか、「ルーペ」(カーソル部分を拡大)、あるいは「固定」(拡大画面の位置を固定)という切り替えができるようになっている。もっとも、拡大画面のまま文字を入力したり、画面をずらしたりする時には全画面拡大のほうが操作しやすい。とすると、けっきょくWindows10と標準仕様との違いは、
  • Windows10:Ctrl+Altキーを押したままマウスのホイールを回転させて拡大/縮小を調整
  • ズバリ拡大鏡:Shift+Altを押したままマウスのホイールを回転させて拡大/縮小を調整
というように、キーの押し方の違いだけになってしまう。また、私が使っている旧型のエディタに限って言えば、Windows10の標準仕様で拡大したほうが平仮名の曲線部分などがはっきり見えるように思われた。ということで、最近ではWindows標準仕様の拡大鏡を使うことのほうが多くなった。




 3.の着彩!モノクロ写真は、私の子ども時代のモノクロ写真の着彩や(例えばこちら)や、元々がモノクロの彫像や塑像を着色し、生きた人間の写真のように加工する実験(例えばこちらこちら)など、存分に活用させてもらった。もっとも手持ちのモノクロ写真には限りがあるし、彫像・塑像の着彩実験も一通り試してみると飽きてしまうということもあって、最近では全く使わなくなってしまった。



 4.のかんたん!AITalkはオンライン授業の教材作成の際に大いに役立った。もっとも、新型コロナがようやく収束の方向に向かい対面授業が復活したこと、また私自身に限って言えば、年齢制限のため特命教授として授業を担当できなくなったことにより、機械音声のナレーションを入れた教材を作ることは殆ど無くなってしまった。
 1つ興味深いと思ったのは、高齢者ケアの団体から依頼された講義動画を作成する際のやりとりであった。昨年の動画教材では、講義内容の95%以上をAITalkの機械音声だけで作成したものを使っていただいたのだが、先方から「機械音声では熱意が伝わらないので、できるだけ肉声の録音にしてください」と要望され、今年の動画教材では、殆どの部分を私自身が喋る形に切り替えた。
 このことで思ったのだが、高齢者ケアの団体の講習会のような場では、「できるだけ分かりやすく、聞き取りやすいように説明する」だけの講義では不十分であり、講演者の熱意や思いが伝わるよう、気持ちを込めて肉声で喋ることが求められている。しかし、私自身は、大学での講義であっても何かの講演会であっても、話者の熱意に共感して何かに取り組むようになることが全く無い、冷淡な人間である。私が、講義や解説動画などに求めているのは、あくまで講義の中身の分かりやすさであって、それ以上でもそれ以下でもない。最近よく視聴している雑学系のYouTube動画の中には、独特な喋り方の機械音声(例えばこちら)で解説する動画と、講演者がホワイトボードの前で直接解説をする動画(例えば鈴木貫太郎さん)があるが、私個人としては、機械音声であっても肉声であってもそのことに引きずられて理解度が変わることはこれっぽっちもない。あくまで内容が分かりやすいかどうかだけが重要である。




 最後の5.のいきなりPDF from スキャナ 3だが、ScanSnapを使っている人であればこのアプリは必要無い。いっぽう、旧型のスキャナだけしかなく、通常、は画像(JPEG)として読み込むことしかできない環境では有用なソフトとなる。最近購入したばかりなのでまだ使い勝手が分からないところがあるが、1枚の文書を読み込むだけであれば大いに重宝する。もっとも、何ページかに記されているような冊子型の文書を1つのPDFファイルに収める方法がイマイチ分からなかった。一定の時間間隔で連続して読み込むことはできるのだが、手動で連続して読み込む方法があるのかどうか分からない。あと、冊子型の文書がズレていた場合などにそれを確認した上で再読み込みを行う機能があるのかどうかもよく分からなかった。

 次回に続く。