じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 昨年10月に古希にしてスマホ決済初体験で「じぶんを更新」したところであったが、おかげさまで、当時のキャンペーン参加により獲得した20%還元分は、年末年始の買い出しの際にポイント利用として支払いに充てることができた。これまでのところ年末年始に現金を使ったのは、年越しそば代金とお賽銭のみ。残りはすべてスマホ決済(1カ所のみクレジットカード決済)。
 なお左の写真は、年末に立ち寄った中国道・鹿野サービスエリアに掲示されていた「がんばろう周南市。キャッシュレスで最大20%が戻ってくるキャンペーン!」の張り紙。おかげさまで、土産物を実質2割引で購入することができた。岡山市がPayPayとd払いの2決済で還元限度額が8000円であるのに対して、周南市はさらにauPAYを含めた3決済で還元額は合計15000円と太っ腹。しかもキャンペーン期間が、岡山市の11月だけなのに対して11月と12月の丸々2ヶ月となっていた。

2023年1月4日(水)


【小さな話題】ヒット商品2022(3)「カヌレ」「たまごっち」「防カビ剤」「レンジで温めても氷が溶けない冷やし中華」

 昨日に続いて、12月17日にTV東京系で放送された、

●必見!ヒット商品研究所〜2022ベストヒット&ロングセラーのヒミツ!〜

についての感想。本日は第16位から8位までの商品について考察する。こちらによれば、ランキングは、
  • 第16位:進化系の登場で「第2次カヌレブーム」勃発 コンビニも参戦
  • 第15位:「アリナミンナイトリカバー」が1250万本突破 就寝前に飲む新習慣
  • 第14位:「ONE PIECE FILM RED」が22年興収1位 シリーズ最高記録
  • 第13位:たまごっち初のスマートウォッチが異例ヒット 年間70万個に到達
  • 第12位:格安の越境EC「SHEIN」がZ世代を魅了 利用者数はZOZO超え
  • 第11位:「ファブリーズ お風呂用防カビ剤」が3カ月で350万個 手軽さ魅力
  • 第10位:レンジで温める「冷やし中華」が200万食突破 夏の新冷食
  • 第9位;「スプラトゥーン3」発売3日で345万本 マリオと並ぶ強豪タイトルに
  • 第8位:日産・三菱の軽EVが計3万6600台を受注 “200万円の壁”突破 となっていた。

     まず第16位のカヌレだが、私はそのような名前は一度も聞いたことがなく、また食べたこともないと思っていたが、妻から「あなた、このあいだ○○ちゃん(←某親戚)が送ってくれた超高級のカヌレをむしゃむしゃ食べたでしょう」と言われたので、どうやら食べたことはあったようだ。ウィキペディアによれば、
    フランスのボルドー地方伝統の菓子。フランスのボルドー女子修道院(フランス語版)で古くから作られていた菓子とする説がある。しかし、フランス革命で資料は焼失してしまったため、正確な歴史は分からなくなっている。
    蜜蝋を入れることと、カヌレ型と呼ばれる小さな型で焼くことが特徴である。そもそもカヌレとは「溝のついた」という意味である。外側は黒めの焼き色が付いており硬く香ばしいが、内側はしっとりとして柔らかい食感を持つ。
    とのことで、確かに私がなんだかわからずにむしゃむしゃ食べたお菓子はその特徴を持っていた。22年4月に発売された「カヌレット」。グミやキャンディーで有名なUHA味覚糖が、小麦の代わりにゼラチンなどを使って成形した進化系カヌレが評判になったようである。

     続く第15位は放送されなかったので割愛。第14位も、一度も耳にしたことがないし私の興味対象ではない。

     第13位の「たまごっち」はこのWeb日記の執筆を開始した頃に私も遊んだことがあり、こちらに記された「まごちゃん」がその愛称であった。育成型のゲームはいつの時代でも人気を呼ぶ可能性があるが、「世話」も大変。私がはまっていた時は、いくらなんでも授業の最中にたまごっちの世話をすることはできないので「冬眠」という裏技で対処していた。最近人気になっているのはスマートウォッチ型とのこと。ちなみに私があればいいなあと思うのは、歩数計連動型タイプで「たまごっち」ではなく「たまご犬」キャラが内蔵していて、ウォーキングをサボると鳴き声をあげ、そのいっぽう一定の歩数基準を満たすとシッポを振るといったタイプ。すでに出回っているのかもしれないが。

     第12位の「格安の越境EC SHEINがZ世代を魅了 利用者数はZOZO超え」というタイトルだが、「EC」と「Z世代」については聞いたことがあるものの、「越境」とか「ZOZO超え」がどういう意味なのかは皆目分からない。こんな言葉が日本語として存在するのか?と言いたくなるほどだが、特に調べてみようという気も起こらないのでこれ以上語らない。

     第11位の置いておくだけで有効という「お風呂用防カビ剤」については、さっそく、いつもお風呂のカビ発生に神経を尖らせている妻に話をしたところであったが、妻は、カビの発生を抑えるような何らかの揮発成分が空気中を漂うことの安全性を気にしていた。念のためネットで調べたところ、「従来の防カビ剤にはホルムアルデヒドなど毒性の強い成分も使われており、効果が高い代わりに危険もあるものがほとんどでした。最近では安全性の高い銀イオンや茶カテキン、グレープフルーツの抽出物など自然由来の成分を使った除菌・防カビ剤が人気を集めています。」という記述があったが、当該の「ファブリーズ お風呂用防カビ剤」に関しては成分や防カビのメカニズムについてはよく分からなかった。ま、とにかく、ある種の生物の繁殖を抑えるという以上、人体にも何らかの影響が及ぶはず。また仮に自然由来だったとしても絶対安全とは言えない。じっさい、園芸植物や樹木の中にも発がん物質を保有するものがある。

     第10位の「電子レンジで温めても氷が溶けない冷やし中華」は、私もドラッグストアで3回ほど買ったことがあった。なので今回のベスト30商品のなかでは唯一、私も買ったことのある商品となった。じっさいに電子レンジで温めてみると、麺はちゃんとゆであがっているのに、氷の粒だけは溶けずに残っていて不思議に思っていた。これを機会にネットで検索したところ、SankeiBiz2022年2月3日掲載の「構想に5年、商品化に3年の月日をかけたという革新の冷凍技術の詰まった冷やし中華」という記事が見つかった。それによれば、
    電子レンジはマイクロ波という電波を発し、物体の中の水分子を大きく振動させることで物を温める。しかし、固体である氷は分子全体が固く結びついているためマイクロ波の影響を受けにくいという性質がある。この氷の解けにくさと、麺や具材に含まれるわずかな水分が温められるバランスで、絶妙な温度の冷やし中華を作り出しているという。
    氷がレンジで解けにくいという性質は広く知られている事実だが、ポイントはその使い方にある。麺や具材が解凍される時間と、麺をまぜあわせて氷を解かし、麺を冷水で締めたように冷やす時間、そして解けた水の量を勘案した濃さのタレで仕上げる絶妙な味のバランス。それらを1つのパッケージとして完結させる配合バランスに、現在申請中の特許技術が生かされている。
    なるほど、確かに冷凍庫に長期間保存していて周りに氷が付着しているような食品はそのまま電子レンジでチンしてもなかなか溶けないことがある。通常、電子レンジには加熱ボタンと解凍ボタンがあり、解凍のほうは単に加熱力が弱い機能かと思っていたが、もしかすると氷分子を溶けやすくするための特殊なマイクロ波が出されているのかもしれない(←未確認)。
     なお当該商品は手軽に冷やし中華を食べたい時には便利だが、具が物足りないところがある。購入時には併せてレタス、トマト、チャーシューなどを買う必要がある。

     第9位の「スプラトゥーン3」(任天堂)は「Nintendo Switch」向けソフトであり発売3日間で国内販売本数345万本を記録したという。イカやタコたちが動き回り、インクをぶちまけながら陣地を奪い合うゲームとのことだが、私向きではなさそう。

     最後の第8位「日産・三菱の軽EV」は興味はあるが、現時点でEV車を購入しても充電に手間取るばかり。ちなみに今回、岡山から妻の実家のある北九州までは「タント」で帰省したが、走行距離417.3kmで、ガソリン消費量は22.49リットル、リッターあたり28.55kmとなっていた。この程度の燃費なら環境への影響は最小限に抑えられているように思う。ガソリンやディーゼルを大量に消費するバスや高級車のほうからEV化を進める必要があるように思う。

     次回に続く。