じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 電力会社の「冬の節電プログラム」に参加したところ、国の補助事業による参加特典(2,000円分)のデジタルギフトが送られてきたので、さっそく近隣のファミレスで使用した。
 このレストランは注文はタブレット、配膳はロボット、会計も自動支払機となっていてその気になれば店員さんと全く顔を合わせずに食事できるシステムとなっていた。もっとも、配膳ロボットは僅かとはいえ一定の電力を消費しており、節電プログラムの趣旨に反するようにも思われた。

2023年1月20日(金)



【連載】ChatGPTの親近感とデタラメ度(2)ドバト対策、違反喫煙対策、ウクライナ問題、次の大関予想

 昨日に続いて、ChatGPTの話題。

 まず、昨日のWeb日記執筆後に、以下のような質問をぶつけてみた。

本日のWeb日記でChatGPTの話題を取り上げました。その中で、ChatGPTというのは、質問や相談事を入力するとAIが回答してくれるシステムであり、日本語でも可能。これまでに試したところ、
  • 日本語の質問や相談事を正確に理解し、正確な日本語で回答してくれる。
  • 相談事については、けっこう役立つ情報を提供してくれる。
  • 専門的知識はかなりあやふや。また日本地理についてはデタラメな回答をすることがある。
  • 時間帯によっては利用定員オーバーでログインできないことがある。
という特徴を挙げましたが、これで正しいでしょうか?


 この質問に対する回答は、
それは正しいです。ChatGPTは、質問や相談事を入力すると、AIが正確な日本語で回答してくれるシステムです。相談事については、けっこう役立つ情報を提供してくれますが、専門的知識はあやふやであり、日本地理についてはデタラメな回答をすることがあります。また、時間帯によっては利用定員オーバーでログインできないことがあります。
というものであり、私の特徴づけを自ら肯定してくれた。




 さて、ChatGPTはいろいろな相談事に乗ってくれるということなので、さっそく最近の困り事について質問をしてみた。まず、

私が住むマンションのベランダにドバトが住み着こうとしています。ドバトが巣を作ると衛生上の問題が起こります。

と質問したところ、
ドバトが巣を作っている場合、それは衛生上の問題が発生する可能性があります。その上、ドバトは害虫となり、農作物や家庭用品などに被害を与えることがあります。
対処方法としては、まずはドバトが入り込む箇所を見つけ、そこを封じることが重要です。その上で、ドバトを捕まえるために、トラップや捕虫剤を使うことができます。また、自然環境を整えることで、ドバトが住み着きにくい環境を作ることも有効です。例えば、草木を植え、空気を浄化する植物を植えることで、ドバトが寄り付かない環境を作ることができます。
また、マンションの管理会社や地域のペストコントロール会社に相談することで、専門家による対応を受けることもできます。
という具体的な回答をいただいた。
 続いて、退職前に苦慮していた大学敷地内での違反喫煙問題について相談:

岡山大学は敷地内全面禁煙となっていますが、一部の喫煙者が敷地内でこっそり喫煙しています。どうすればいいでしょうか?

いただいた回答は、
岡山大学の敷地内全面禁煙に違反する行為は、大学の規則に違反するため、違反者に対しては処罰が適用される可能性があります。その上、喫煙は他人の健康に悪影響を与えるため、敷地内での喫煙は許可されていないことから、公共の場での喫煙は避けることが大切です。
もし、喫煙者に遭遇した場合は、岡山大学の学生対応センターや保健センターなどに相談することをお勧めします。また、具体的に喫煙者を見かけた場所や時間を伝えることで、大学から対応が行われやすくなります。
という具体的な内容であった。もっとも違反喫煙を撲滅するためには、ニコチン依存者を対象とした手厚い禁煙支援が不可欠であり、回答内容にあるような処罰・監視という方法だけでは限界があるように思う。




 次に、世界に目を向けて、

ウクライナでの戦争を終わらせるためにはどうすればいいでしょうか?

と質問したところ、
ウクライナで発生している戦争は、深刻な人道危機を引き起こしており、終結するためには多くの努力が必要です。
一つの方法としては、国際社会の協力を得ることです。国際組織や国際社会は、停戦や平和交渉を支援するために活動しており、それらを活用することで、停戦や平和協定の締結に向けた努力を進めることができます。
また、戦争の発端にあった根本的な問題を解決することも重要です。これは、政治的な問題や民族的な問題など多岐にわたりますが、それらを克服するためには、各国や地域間の対話や調整が必要です。
最後に、戦争によって被災した人々の支援を行うことも重要です。戦争によって失った家や財産を取り戻すための支援や、心的なトラウマを克服するための支援などが必要です。
これらの方法を組み合わせることで、ウクライナでの戦争を終わらせるための努力を進めることができますが、問題の解決には時間がかかる可能性があります。
という回答をいただいた。いっけんもっともらしい内容ではあったが、実行可能で有効な対策までは記されておらず、絵に描いた餅のような印象を受けた。そもそも「当事者の対話」や「国際社会の協力」が実現できていれば戦争など起こるはずがないからだ。

 こうした、いっけんもっともらしいが実際は抽象的で、反証可能な具体的内容を含んでいないと思われるような回答は、何かの予想を求めた場合に見られるようである。一例として、

大相撲で次に大関になるのはどの力士でしょうか?

という質問をしたところ、
私は2021年12月時点の情報しか知りませんので、最新の情報は提供できません。ただ、大相撲では、現在の相撲界ランキング上位の力士が大関になる可能性が高いです。 また、それらの力士が着実に勝ち続け、他の力士に比べて優れた技術や戦略を持っている場合にも大関になる可能性が高いです。 大相撲に興味がある場合は、最新のランキングや試合結果などを調べて、相撲界の最新情報を確認することをおすすめします。
という回答をいただいたが、これは要するに「幕内上位の力士の中で技能に優れ、たくさん勝った力士が大関に昇格するでしょう」という当たり前のことを言っているだけで、質問者の期待に応えるものではなかった。


 次回に続く。