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※クリックで再生 但し、音量は小さめ。メロディーの一部のみです。 |
Googleの曲名検索により、初めて聴いた時から20数年後になってついに曲名が判明したメロディー。↓の記事参照。 |
【小さな話題】20数年後、ついに判明した曲名は『一咬OK電影主題曲-似夢迷離』であった この日記を始めた1997年頃、ネット上で公開されていたMIDIファイルをダウンロードして楽しんでいた時期があった。その中に、1つだけ曲名の分からないメロディーがあり、長年にわたって私個人にとっての「人生の未解決問題」の1つとなっていた。 私の一番好きなメロディーTop3に挙げたくなるほど好きな曲であり、私が余命幾ばくも無い状態になった時にはぜひとも流してほしいと思ったほどであるが、音楽好きの知人やゼミに所属している学生に尋ねても何の曲か分からなかった。 昨年6月にスマホのGoogleレンズに曲名検索機能があることを知りさっそく試してみたが、この時は探し当てることができなかった。 今回、対話型AIの登場などからの類推で、曲名検索機能のほうも格段に向上しているのではないかと思い立ち、スマホでGoogleの曲名検索を起動し、パソコンのスピーカーの前にスマホを置いて当該の曲を再生したところ、候補のトップに挙げられたのが、 ●一咬OK電影主題曲『似夢迷離』 であり、メロディーが完全に一致していることが確認できた。改めて昨今の検索機能の進歩には驚かされた次第である。 もっとも、この検索結果は私にとっては意外極まりないものであった。メロディーの印象として、何らかの純愛映画の主題歌であり、ハッピーエンドではなく、別れや回想を伴うような歌であるとは思っていたが、私自身が西洋文明に毒されているせいか、当該の映画が香港映画であったとは思ってもみなかった。 さっそくBingに「香港映画『一咬OK』のあらすじを教えてください」と尋ねたところ、 李伯爵(林子祥 ?)は二百年以上も生きている疆屍(キョンシー)ですが、人を傷つけたり血を吸ったりしない善良な疆屍です。しかし、そのせいで体が弱ってきています。ある日、李伯爵は生日パーティーで安娜(関之琳 ?)という女性に出会い、一目惚れします。安娜も李伯爵に惹かれますが、彼の正体を知らないのです。という回答をいただいた。さらに「ドラキュラ伯爵とは関係ないのですか?」と質問を重ねたところ、 ドラキュラ伯爵と一咬OKの関係は、直接的なものではありません。ドラキュラ伯爵は、15世紀にワラキア公国(現在のルーマニア)を治めたヴラド3世がモデルとされる吸血鬼の伝説です1。一咬OKは、中国の民間伝承に登場する疆屍(キョンシー)という不死の生き物を題材にした映画です23。吸血鬼と疆屍は、共通点もありますが、起源や特徴が異なります。という説明があった。 「香港映画『一咬OK』の「一咬」と「OK」はそれぞれどういう意味ですか?」と尋ねたところ、中国語で回答があり、「日本語で回答をお願いします」と頼んだが「すみません、私は日本語に翻訳することができますが、日本語で回答することはできません。私は英語、中文、日本語、Espanol、FrancaisやDeutschなどの言語を理解してコミュニケーションすることができますが、必ず英語か中文で回答します。ご了承ください」という残念な結果となった。もっとも、いまの時代、機械翻訳と言えばDeepL。さっそくそちらに翻訳をお願いしたところ、 オンラインソース*1*2*3によると、香港映画「One Bite OK」は、200年以上生きているゾンビ、リー伯爵が、少女アンナに一目惚れするというゾンビ映画だそうです。となった。おやっ? やっぱりドラキュラと関係があるのでは? 続いて「主題歌の『似夢迷離』はどの程度人気がありましたか?」」と尋ねたところ、 一咬OKの主題歌『似夢迷離』は、林子祥(李伯爵役)が作詞作曲し、自ら歌った曲です12。この曲は、映画のテーマである切ない恋愛を表現しています12。この曲は、香港ではヒットしましたが、日本ではあまり知られていません3。という回答であった。なるほど、音楽好きの人に尋ねても曲名が分からなかったはずだ。 しかし、こんなに素晴らしいメロディなのに、主人公がキョンシー由来というのはがっくりした。これでは、この曲を私の臨終間際に流してもらうと誤解を生む恐れがある。 さて、この曲の歌詞はどういう意味なのだろうか? これまた昨今の機械翻訳技術の進歩により、中国語が全く分からなくても大体の意味は分かるようになってきた。まずGoogleレンズで翻訳したところ、 心酔には必ず欠点があり、深い愛には必ず別れがあり、神の意志は人をからかうのが好きで、誰も逃れることはできず、時は何度も逃し、人々の海は何度も伝説的であり、集まりと別れ、愛は夢のようなものであり、ぼやけたと翻訳された。一部がぎこちない日本語になっているが、ま、歌詞の意味は理解できる。 さらにDeepLで翻訳したところ、 愛には必ず欠陥がある 愛には必ず別れがある 神の愛とは厄介なものだ 誰がそれを避けることができるだろう 時間はしばしば間違っている 海はしばしば奇妙だ 愛とは夢のようなものであるこちらも、一部ぎこちない日本語になっているが、大体の意味は分かる。 ま、なにはともあれ、私の「人生の未解決問題」の1つが解決できてよかったよかった。いずれにせよこんなに素晴らしい曲がこのまま埋もれるはずがない。いつの日か日本でも注目され、歌い継がれるようになると確信している。 |