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三野公園入口付近、旭川右岸の土手にある「花の塔」。塔の上部から自動的に灌水されており、季節の花を楽しむことができる。3月22日撮影。
この「花の塔」より上流域は土手沿いに県道が通っており、土手沿いの歩道は途切れ途切れになっていてウォーキングコースを楽しむことができない。いっぽうここから下流は歩道が整備されており、後楽園まで歩いて行くことができる。 |
【小さな話題】寿命を縮める食品ランキング(5)認知症予防 昨日に続いて、YouTubeの【ゆっくり解説】で指摘されていた危ない食品の話題。本日は7.の「12選」について考察する。
なお、これまでに挙げられた危険な食品は以下の通り。「スナック菓子」と「ポテトチップス」のように一部重複するものもあるが、いちおう分けて集計しておく。(×2)は2つの動画で指摘された食品。すしネタは除く。 「ジャンクフード」(×2)、「エナジードリンク」、「ひじき」、「チリ産養殖サーモン」、「マーガリン」(×2)、「菓子パン」(×2)、「ポテトチップス」(×2)、「カット野菜」、「トマトの缶詰」、「ドーナツ」、「アイスクリーム」、「コンビニ弁当」(×2)、「カロリーゼロ食品」、「冷凍食品」、「スナック菓子」、「加工肉食品」、「炭酸飲料・清涼飲料水」、「ファストフード」、「インスタントラーメン」 さて7.の「12選」は、2.や5.と同じチャンネルから発信されており内容は一部重複している。あらゆる食品の中からの12選ではなく、前半は『コストコ』で扱われている食品、後半は回転寿司ネタが取り上げられていた。 前半では「ディナーロール」、「ポテトチップス」、「清涼飲料水」、「チリ産サーモン」、「ストロベリートライフル」、「ホットドッグ」が挙げられていた。 「ディナーロール」については、外国産の小麦に使われている可能性のある残留農薬、ショートニングの弊害が指摘されていた。 「ポテトチップス」については既出のアクリルアミドの危険性。「清涼飲料水」、「チリ産サーモン」も前回までに取り上げた通り。 「ストロベリートライフル」というのは初耳であり、私は一度も食べたことが無い。動画によれば、使われているイチゴは残留農薬が一番多い果物と言われており、日本の残留農薬基準(ピメトロジンは2ppmで、台湾の0.01ppmより遙かに緩やかになっていることが指摘されていた。 「ホットドッグ」については使われているソーセージの添加物の発がん性が指摘されていた。これも前回までに挙げられていた「加工肉食品」であり既出。国際がん研究機関(IARC)では、ハムやソーセージなどの加工肉はタバコと同じ危険レベルのグループに振り分けられていると紹介されていた。またパンに含まれているグルテンの依存性にも言及されていた。 後半の回転寿司ネタでは「マグロ」、「ウニ」、「ハマチ」、「ネギトロ」、「茶碗蒸し」、「玉子焼き」が挙げられていた。 「マグロ」については植物油を混ぜた加工マグロ、「ウニ」については鮮度の悪さ、「ハマチ」は養殖による抗生物質の使用、「ネギトロ」についてはショートニングの使用によるトランス脂肪酸の摂取、「茶碗蒸し」や「玉子焼き」は冷凍卵液(保存料などの添加物)や質の悪い乾燥卵の使用が問題とされた。このあたりは同じチャンネルから発信されている3.とほぼ同じ内容。 最後のところではバナナを食べ過ぎることによる高カリウム血症、尿結石、アレルギーの危険が指摘された。もっとも、食べ過ぎについては他の果物についても同じような危険がある(例えば柿)。いっぽう、バナナの残留農薬についてはこの動画では特に問題視されていなかった。 次に、8.は認知症に特化した危険な食べ物を扱ったものであり「40代50代60代の人は絶対に見て!」となっていた。おやおや、70歳に達すればもはや危険で無くなるということか。 「8選」として挙げられていたのは、「ケーキやドーナツなどの甘いお菓子やコーラなどの甘い飲み物」、「小麦を使った食べ物」、「マーガリンやショートニング」、「フライドポテトなどの揚げ物」、「赤身肉」、「ハム・ソーセージ・ベーコンなどの加工肉」、「キャノーラ油」、「ラーメンライス」であった。 上掲のうち「甘いお菓子や飲み物」については血糖値上昇による血管の老化がアルツハイマー型の認知症の原因になると指摘された。 小麦(パン、麺類、餃子の皮、カレーやシチューのルー、鯛焼きなど)については、グルテンの有害性が指摘されていた。グルテンは腸に炎症を起こさせ、腸のバリア機能にダメージを与えるとされた。 マーガリンやショートニングについては、トランス脂肪酸の有害性が指摘された。これは既出。揚げ物の危険性も既出。 赤身肉の食べ過ぎは高血圧をもたらし放置するとアルツハイマー型の認知症の原因の1つであるアミロイドベータが溜まりやすくなると指摘された。代替の肉としては鶏肉が推奨された(但し唐揚げはダメ)。 加工肉については上で取り上げた通り。フランスの研究者による2020年の発表では、認知症を発症した人はソーセージ・ベーコン・ハムという加工肉に、でんぷんの多いジャガイモ、クッキー・ケーキなどのスナック菓子を組み合わせた食事をしていたことが分かったという。いっぽう、認知症の無い人は、肉とともに多くの食品を食べ、魚や野菜、果物を好んでいた。 「キャノーラ油」については、キャノーラ油を摂取したマウスの脳内でアミロイドベータ1-40が減少したという。この物質はアミロイドベータから脳を守る働きがあるという。代替としてはオリーブオイル、アボカド老いる、グレープシードオイルが推奨された。 「ラーメンライス」には、小麦、糖質、塩分、飽和脂肪酸【←字幕は「不飽和脂肪酸」と誤記されていた】といった問題があり、ライスを加えることでさらに糖質がプラスされる危険性が指摘されていた。 動画の後半では、認知症を予防する食事について説明された。 まず推奨されたのは「マインド食」。これには「地中海式食事法」と「ダッシュ食」がある。前者はスペインやイタリアなど地中海沿岸地域の伝統的な食事であり、果物・野菜・全粒穀物・ナッツ・オリーブオイルを土台とし、加工肉食品は避けるという特徴がある。後者はアメリカで導入された食事法で、血圧をコントロールする効果がある。脂肪・コレステロール・飽和脂肪酸を減らし、食物繊維や良質のタンパク質、ミネラルを多く含む食品を摂取するというもの。これら2つを取り入れたのがマインド食であり、アルツハイマー型の認知症の発症リスクが50%以上低くなることが証明されているという。 マインド食の詳細てはウィキペディアにも紹介されており、
次回に続く。 |