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このところ岡山では曇や雨の日が続いており、気象庁のデータによれば、3月23日から26日までの4日間の日照時間の合計は0.2時間にとどまっていた。またこの悪天のため、3月24日の金星食直前の様子を眺めることもできなかった。
3月26日の夕刻には西の空にほんの少し夕焼けが出現したが【写真上】、すでに日没後のためこの日の日照時間もゼロのままであった。その後さらに雲が減り、雲の合間から月齢4.8の月と、沈む直前の金星を眺めることができた【写真下」。3月27日朝は朝霧の中から久しぶりに太陽が出現し、日照不足もやっと終了。 |
【小さな話題】大相撲春場所終わる 大相撲春場所(正式名称は三月場所)は千秋楽の26日、新関脇の霧馬山が小結・大栄翔との優勝決定戦に勝ち、初優勝を果たした。大相撲は、陸上競技の競走種目(マラソン、駅伝、トラック種目など)と並んで、私の関心範囲にある数少ないスポーツ種目である。先日のWBCは決勝戦中継の一部を観た程度であったが、大相撲中継のほうは毎日観ていた。定年退職後は夕食の時間を17時からと決めているため、ちょうど夕食を取りながら観戦できるということも好都合になっている。 春場所は横綱照ノ富士が休場し、横綱昇進を目指していた貴景勝が連敗のあと怪我で休場したため、横綱・大関不在という異例の場所になったが、そのいっぽうで平幕の翠富士が10連勝して場所を盛り上げた。翠富士はその後、三役力士とあてられて、善戦をしたものの白星には繋がらず、14日目の大栄翔に敗れて優勝戦線からは脱落してしまった。翠富士は身長171.0cm、体重117.0kgの小兵力士であり、私自身が背が低いこともあって何とか夢を実現してほしいと期待していたが、やはり三役陣との実力の差は歴然としており、弱点が研究されてしまったためか、11日目以降は精一杯に頑張ったにもかかわらず連勝を続けることができなかった。まことに残念。 優勝した霧馬山と、決定戦で敗れた大栄翔はどちらも私の好きな力士であり、どちらも勝たせたいという気持ちがあった。霧馬山は、先場所が11勝4敗、今場所が12勝3敗になったことで、来場所は2桁以上の白星をあげれば大関昇進確実と言われている。今回優勝したことは、大関昇進ばかりでなく、今年中に横綱昇進という可能性を広げたとも言えよう。 大栄翔のほうも大関昇進に大きく前進したが、付き・押しを得意とする攻めは、土俵際で逆転されるリスクがあり、今回の千秋楽の本割、決定戦どちらもその弱点が出てしまった。貴景勝の場合もそうだが、怪我などで勢いが少しでも弱まると攻めきれなくなる。数場所以内の大関昇進の可能性は大だが、優勝レベルの安定した白星を重ねられるかどうかという点では困難があるように思われる。 春場所では霧馬山・大栄翔以外にも多くの上位力士が活躍した。
春場所は、上位力士ばかりでなく、新入幕の金峰山(11勝4敗、身長192cm)や北青鵬(9勝6敗、身長204cm)といった超大型の力士も活躍した。来場所以降は、取り口が研究されて壁にぶつかる可能性もあるが、それを克服すれば、いずれは大関、横綱まで昇進できる逸材と言える。 さらに、十両では逸ノ城が14勝1敗で優勝、朝乃山が13勝2敗、豪ノ山が11勝4敗、落合が10勝5敗という好成績を挙げている。逸ノ城も朝乃山も、不祥事により出場停止になったことによる陥落からの復活であり、幕内上位の実力がある。来場所は2人とも幕内復帰が確実であり、幕内の優勝争いに加わることは間違いない。見所の多い夏場所(五月場所)になりそうだ。 参考までにBingに、 ●2023年大相撲春場所は霧馬山が12勝3敗で優勝しました。このほかに、大栄翔、若元春、豊昇龍が10勝以上の白星を挙げ、新入幕の金峰山や北青鵬も活躍しました。また来場所は、逸ノ城や朝乃山が幕内に復帰、休場していた照ノ富士や貴景勝も出場すると思われます。これらをふまえて、次の夏場所(五月場所)で優勝する可能性の高い力士を、確率の大きい順番に5人挙げてください。 と質問したところ、以下のような回答をいただいた。 2023年大相撲春場所の結果について、ありがとうございます。次の夏場所(五月場所)で優勝する可能性の高い力士を、確率の大きい順番に5人挙げるとしたら、以下のようになるかもしれません。照ノ富士のことを「休場前は横綱に最も近い力士と言われていました」とか、豊昇龍を「小結に復帰」とか、大栄翔を「巧みな技で相手を翻弄する」とか、翠富士を「11日目まで連勝しましたが、若元春に敗れて優勝を逃しました」というようにかなりの間違いが含まれているが、予想自体はそれほど外れていないように思われる。 |