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 【小さな話題】サブカルチャー「無縁度」を点検する(その2)70年代
 
 昨日に続いて、
 
 ●シーズン3 日本 逆説の60-90s
 
 の話題。なお昨日の日記で「第1回は見逃してしまった」と記したが、その後、録画がとれていたことが分かった。順序が逆になるが、第2回の70年代の次にいったん60年代に戻る予定。
 
 さて、前回は、『第1章 残滓』としてまとめられた、
 
というところまで取り上げた。なお、「◎、○、△、×」は、私自身とのかかわりを× 『モーレツからビューティフルへ』
◎ 『歩行者天国』
◎ 日本万国博→会場には行っていない。
◎ よど号ハイジャック事件
◎ 三島事件
× 『書を捨てて街へ出よう』
○ 力石徹告別式
△ 『赤ずきんちゃん気をつけて』
 
◎:かなりの程度まで知っている。
○:ある程度知っている。
△:名前を聞いたことがある程度
×:全く知らない。今回初めて聞いた。
 というように分類したもの。松岡正剛によればこれらは60年代に起こったことが組み立てられない時期、60年代の高揚が続かないと評しておられた。
 
 このあとに続く出来事やサブカルチャーは、『第2章 ビジュアルの時代』として紹介された。
 
ディスカバージャパンが宣伝されていた頃は私もワイド周遊券を使って全国を旅行したことがあったが、私の場合はできる限り節約することが求められており、ユースホステル利用、時には夜行列車のシートで寝泊まりしていた。なのでアンノン族などとは全く無縁であり、旅行先も山登りが中心であった。△ 『an・an』『ノンノ』『アンノン族』
○ ディスカバージャパン
○ 1971年10月 NHKが全番組をカラー化
△ 1973年4月7日放送の『8時だョ!全員集合』が最高視聴率50.5%を記録
○ 映画館の危機。大映の倒産。『日活ロマンポルノ』によるV字回復と摘発
○ 郊外の団地造成
○ 都心での排気ガス問題。
 『8時だョ!全員集合』については、そういう番組があることは知っていたが、私はもともとお笑い番組が嫌いであり一度も視たことが無かった。
 都心の排気ガス問題は当時はかなり深刻であり、東京・世田谷の生家に帰省すると、数日で喉や鼻や目を傷めることがしばしばあった。最近は都心部をウォーキングしてもそういう症状は起こらない。かなり改善されているものと思う。
 
 
 
 
 続く第3章は『反動 Recoil』として紹介された。
 
上掲ではいくつか紹介されていた。私自身は音楽の趣味が全く無かったが、卒論生の頃は実験が終わるとパチンコ屋に出入りしていた時期があり、パチンコ屋の中で聴いた歌はたいがい知っている。演歌が多かったような気がするが。◎ 海洋汚染、『イタイイタイ病』、『水俣病』、『四日市ぜんそく』、『第二水俣病』などの公害問題。
△ 『ゴジラ対へドラ』
◎ 1971年7月 環境庁創設
◎ 生中継された『浅間山荘事件』、『連合赤軍リンチ殺人事件』
○ シラケ世代
○ よしだたくろう『結婚しようよ』、井上陽水『傘がない』、かぐや姫『神田川』。フォークソングは「社会への反抗」から「四畳半フォーク」へ
○ 三無主義
× 深夜放送『パッックインミュージック』、荒井由実
 よしだたくろうや井上陽水の歌は、下宿の大家さんの息子が深夜まで隣室でギターを弾きながら大声で歌っており、私にとっては騒音そのものであった。もっとも、いまよく耳にする、やたらと振り付けだけが派手で、音楽だかお経を唱えているのか分からない歌に比べればはるかに名曲だと思う。
 
 次回に続く。
 
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