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【小さな話題】今夜みんなで大発見!?シチズンラボ生放送スペシャル(1)「シチズン?」「シルエット錯視で踊り子が右回転に見えやすい理由」 8月18日の19:30〜20:42までNHK総合で放送された表記の番組についてのメモと感想。この番組は、毎週視聴している『チコちゃんに叱られる!』と同じ時間帯に放送された。なお土曜日朝のチコちゃんの放送枠は高校野球放送となっていた。 ちなみにこの番組は2022年8月22日に1回目が放送されたようであるが私は視聴していない。最初に番組表をチェックした時には『シチズン』という言葉からシチズン時計の冠番組ではないかという印象を受けたが、ここでの意味は「Citizen=市民」という本来の意味から市民参加型、つまり色々な課題の解決に向けて一般市民(じっさいは視聴者)が能動的に参加するという趣旨であるようだ。とはいえ、シチズン時計の宣伝効果はある程度期待できるのではないかと思われた。 MCのチョコプラについては失礼ながら今まで一度も拝見したことが無かった。そもそも私はお笑い系の番組は殆ど視ないので、よほどのことがないと記憶に残ることはない。出演者の中でお名前を記憶していたのは井森美幸さんだけであった。もっとも、井森美幸さんについて記憶していたのは30年ほど前に放送されていたクイズダービーのみであり、あまりにも昔のことなので同一人物であるとは信じられなかった【失礼】。 さて、放送内容に入るが、冒頭では雷がどうやって生まれるのかについて、最近、石川県で世界的な大発見があったというエピソードが紹介された。参加した一般市民は研究者から配られた観測装置を自宅などに設置した。その成果は2017年の『nature』に掲載されたという。雷の発生に宇宙線が関係しているらしいということは何かの別番組で伝え聞いたことがあったが【たぶんこちらのプロジェクト】、今回の放送では取り組み内容は紹介されず、宇宙線由来の発見については何も言及されなかった。 放送の中で最初に取り上げられたは、踊るダンサーのシルエット【こちらにも動画あり】が右回りに見えるか、左回りに見えるかという実験であった。スマホで参加した視聴者9369人の回答は、最初に右回りに見えた人が64%、最初に左回りに見えた人が36%という結果になった。錯視研究の第一人者である北岡明佳さん(立命館大学)の解説によれば、楕円形に並んだ点の回転を、楕円を上から見下ろすように見るか、下から見上げるようにして見るか、によって楕円の回転の方向が逆に見えるようになる。 この『シルエット錯視』(または『スピニング・ダンサー』については、私自身はどちらに回っているようにも見えるということを知識として知っていたせいか、ずっと見ているうちに回転方向が逆になったり、あるいは回転が逆のように見えるはずだと思ってしばらく見つめているとじっさいに逆転して見えるようになったりして、最初に見えたのがどちらの回転であったのかは何とも言えない。 いっぽう、放送での集計結果が「右回り64%」になったというのは何かの意味があるように思われる。あくまで私の素人的な推測に過ぎないが、
次回に続く。 |