【小さな話題】
- 朝ドラ『らんまん』終わる
第1話から欠かさず視ていたNHK朝ドラ『らんまん』が9月29日の放送をもって終了した。このドラマについては、9月8日の日記で以下のように結末予想をしていた。
- 万太郎・寿恵子一家は寿恵子が稼いだ資金で現在の練馬区大泉学園駅近くにある家に移り住む。
- そこで万太郎は植物図鑑の完成をめざして奮闘する。
- 65歳の時(1927年)に理学博士を受ける。
- 寿恵子も図鑑の完成を待ち望んでいたが病に倒れる。
- 寿恵子死亡。但し、死別のシーンはなく、ナレーションだけの「ナレ死」。なお実話では、牧野壽衛は1928年に死亡している。
- 戦後になり、万太郎は近所の子どもたちと一緒に植物観察を楽しむ。
- 自宅の庭に植えた「スエコザサ」を眺めながら寿恵子のことを回想。
- 最後は、ナレーションにより万太郎の晩年の経歴と伝えた上で、万太郎も「ナレ死」。
じっさいの結末もほぼ同じ展開となったが、意表をつかれたのは、最終週の月曜日に、いきなり舞台が昭和33年(1858年)夏、万太郎の三女の千鶴と、求人広告をみて槙野家にやってきた藤平紀子が、遺品整理をしながら万太郎を回想する場面人移ったことであった。しかも、千鶴役はかつて万太郎の祖母・タキを演じた松坂慶子、紀子役がこのドラマのナレーターをつとめた宮アあおいであった。つまりこのドラマは初回からずっと、藤平紀子の視点で万太郎の生涯を語っていたことになる。ふだんドラマを視る機会が殆どないため、こういった「どんでん返し」とも思われるような展開が他のドラマでもあるのかどうかは分からないが、とにかくこれには驚いた。
この松坂慶子と宮アあおいのシーンは、植物分類学や図鑑といった仕事が万太郎個人の生涯で完結するものではなく、後の世に引き継がれていくことを示していた。また、私が予想したような「ナレ死」ではハッピーエンドとは言いがたい結末になってしまうが、月曜〜火曜日の段階で、寿恵子ばかりでなく万太郎もすでに亡くなっていることが既知となり、視聴者もそのことを受け入れた上で結末を見届けるような仕掛けになっていた。そのことにより、いちばん最後のシーンでは、不治の病でやつれ果てた寿恵子ではなく、若い時のいちばん美しい寿恵子が登場して終了することができた。
- 9518円かけてBS4Kの視聴・録画環境を整備
2023年12月から、これまでのBS1、BSPが「NHK BS」と「NHK BS プレミアム4K」に再編成されるということで、これを機会に4K放送が視られる環境を整備した。ちなみに今回機器を追加したのは、私の書斎であり、これまでは、
---BD録画機===液晶ディスプレイ
という繋ぎ方をしていた【「---」はアンテナ同軸ケーブル、「===」はHDMIケーブル】。
今回購入したのは、
- 4Kチューナー
シャープ 4Kチューナー 新4K衛星放送対応 220×146×34mm 4S-C00AS1 5,416円
- HDMI 切替器 セレクター 切り替え ディスプレイ 複数 3入力 1出力 メス→オス アダプター HDMIスイッチャー 580円
- 外付HDD
バッファロー HD-NRLD4.0U3-BA [USB3.1/USB3.0/USB2.0 外付けHDD PC用&TV録画用 静音&防振&放熱設計 8980円
の3点であり、合計金額は14976円となるが、PayPayのクーポンやポイントを利用したためじっさいの支払い額合計は9518円となった。なお、上記のうち外付けHDDはパソコンのバックアップ用のHDDとして使用し、それまでバックアップに使っていた2TBのHDDのほうを今回の4K録画用に転用することにした。ちなみに、現時点でバックアップをとっているファイル数は121万9971個、全体の使用量は1.24TBであった。今後動画作成にハマるなどして大サイズのファイルを作らない限り、私の全生涯の記録は2〜3TBに収まるものと推定される。
でもって、書斎でつなぎ替えた結果は以下の通りとなった【「---」はアンテナ同軸ケーブル、「===」はHDMIケーブル、「・・・・・」はUSBケーブル】。
---BD録画機===HDMI切替器===液晶ディスプレイ
---4Kチューナー===HDMI切替器===液晶ディスプレイ
4Kチューナー・・・・・外付けHDD
これにより4Kの視聴と録画ができることを確認した。なお4K番組の録画は外付けHDDで行うため、BDやDVDにはダビングできない。もっともこれまでの経験からいって、BDなどにダビングした番組を後になってから再生することは殆ど無かった。録画をするのはあくまで、放送時間に縛られずに、好きな時間帯に視聴するためである。ま、いずれNHKプラスでBS放送が視聴できるようになれば、今回の設備拡充はムダになるかもしれない。
なお、今回の設定がうまくできたので、次に、居間のテレビでも同じような設定をしようとしたが、うまくいかないことが判明した。居間のテレビは、
---BD録画機---テレビ 【直接視聴】
---BD録画機===テレビ 【録画機を通して視聴】
というように、これまで2本建てで視聴できるように設定していた(録画機で再生することもできるし、直接テレビとして視ることもできる)。しかし、今回購入した4Kチューナーをそれに割り込ませると、どうしても受信信号品質が60以下になってしまい、4Kチューナで電波を受信できない、もしくは録画機でBS1などの一部の放送が受信できないというトラブルが発生した。録画機が旧型であるためか、テレビが旧型であるためかよく分からないが、今回と同じ機器ではうまく視聴できそうにもないことが判明した。ブースターをつける手もあるが、当面はこのままにしておき、妻がどうしても4Kを視たいと言ってきた時に4K対応のテレビと録画用の外付けHDDを購入しようかと思っている。
|