じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 岡大・文法経講義棟南側にはサザンカのほかオリーブ4本が植えられていたが(←勝手に植えたのは誰だ?)、いったん巨木化したあと病虫害を受けて枯死してしまった。また枯れ枝には蔓性の雑草が巻き付いて見苦しい状態になっていた【写真上】。
 年末年始の休業期間中、これらを気にかけていた複数の定年退職者がボランティアで剪定・除去作業を行い、スッキリした光景を取り戻すことができた【写真下】。これで大学入学共通テストの受験生にも悪印象を与えずに済む。



2024年1月9日(火)




【小さな話題】能登半島地震とJAL衝突事故についての素朴な疑問

 今年のお正月は、元日の16時10分に発生した能登半島沖地震と、翌日の17時47分に羽田空港で発生した日本航空516便衝突炎上事故などのため、祝賀ムードが吹き飛んでしまった。まずは亡くなられた方へのお悔やみと被災された方々へのお見舞いを申し上げたい。

 これらの災害、事故から一週間が経過した。能登半島では今なお新たな地震が起こるなか懸命な救助作業が続いており、また被災者への支援が求められている。また羽田空港での事故についても専門家が原因究明にあたっておられる。このような時期に私のような素人が口出しすべきではないかもしれないが、何らかの防止策に繋がる可能性もあり、現時点で生じた素朴な疑問を挙げておくこととしたい。
  • 能登半島沖地震
    • NHK女性アナの絶叫と大津波警報継続
       地震の直後からNHKでは女性アナが「このあとより高い津波が来ます。皆さん、油断せず今すぐ行動してください」、「テレビの映像が気になると思いますが、テレビを消して、あっ消さなくていいです。いますぐ家を離れて逃げてください。」、「今すぐ高い所に逃げること!」というように絶叫していた。こちらの情報によると、この声は山内泉アナウンサーであったという。
       じっさいの津波の大きさは予想より小さかったとはいえ、現に波をかぶった地域もあり、また本当に5mの大きさの津波が押し寄せる可能性もかなりあったことを考えるとこの絶叫は正しい行動であったと言えよう。
       もっとも、この地震は震源がすぐ近くにあったことから、石川県能登地方では「すでに到達」とも伝えられていた。もちろん最近の地震の知識では「本震のあとに余震。余震は本震より弱い」とは限らないことが分かっており(熊本地震の例あり)、2回目以降の大きな地震で津波が発生する恐れもあるが、あまり長時間にわたって大津波警報が発出された状態が続くと、気象庁は万が一2回目の地震で津波が起きた時に批判されるのを恐れて警報を出し続けているのではないか?と信頼性を失っていくことになる。
      もちろん、津波には万全な避難が求められるとは思うが、警報が長時間続けば続くほど、家屋倒壊の下敷きになった人たちへの救出活動が遅延することになる。このあたりの兼ね合いが難しい。

    • 海上からの支援の必要性
       今回の地震では道路が寸断されたために救出活動が遅れたとも聞いている。しかし、能登半島は海に突き出した半島であることを考えれば、海上からの支援がもっとできたのではないかという気がする。一部の港は地震に隆起で使えなくなったと聞いているが、そういう場合には自衛隊の揚陸艇をもっと早い時期から活用できたように思われる【実際に揚陸艇が始動したのは1月4日になってからであったようだ】。

    • 「兵庫、宮城、熊本、石川」の共通性
       被害に遭われた方々がおられるなかで不謹慎な発言かもしれないが、これら4県は過去に大きな地震災害を受けたという点で共通性があるが、なぜかひらがなで書くと動物(哺乳類)の名前が隠れているという点でも共通している。偶然にしては恐ろしいほどだ。


  • 羽田の事故
    • NHKより民放のほうが情報が早かった
       ちょうど私が夕食を始めた時間帯であった。NHKの地震関連ニュースを視ていたところ、突然、羽田空港で何かが燃えているという映像に切り替わった。しかしNHKではしばらくの間、何が燃えているのかさえ把握されていなかった。チャンネルを切り替えたところ、RNC(日本テレビ系列)ではより近距離から炎上の中継をしていたほか、燃えているのが札幌からの到着便であること、海保の飛行機と衝突したこと、乗客乗員が全員無事に脱出できていたことなどを伝えていた。

    • 避難の美談と真相
       アメリカやイギリスのテレビでは、乗務員が訓練通りに避難を誘導したこと、乗客たちがそれに従って整然と避難していたことを軌跡、美談として伝えていたという。確かに、乗客の大部分が日本人だったことは大きく幸いしたかもしれない。もっともSNSに投稿されていた機内の動画を拝見したところ、「早く開けてください」とか「荷物を出すな」といった叫び声も聞こえており、一定の混乱があったと推察される。

    • なぜ丸焼けに?
       炎上の中継を見ていた限りでは、炎は最初に機内の3つの窓から上がり、その後機首の方向に広がっていたように見えた。また、消火作業は殆ど効果をもたらしていないようにも見えた。
       私の理解している範囲では、飛行機の燃料は翼の部分に蓄えられているはず。なぜ機内から火の手が上がったように見えたのか、また本来不燃物だけで作られているはずの客室内で燃え広がり丸焼けになってしまったのか? よく分からないところがある。