じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 半田山植物園で見かけたホシミスジ。
 近縁種に、コミスジ、ミスジチョウ、オオミスジがあるが、こちらのサイトによれば、羽根を開いた時の一番上の白い模様【写真の黄色い楕円内)が、
  1. コミスジ:2つに分離している
  2. ホシミスジ:複数(5つ)ほどに分離
  3. ミスジチョウ:分離せず直線状
  4. オオミスジ:分離せずギザギザ
という特徴を持つことで見分けられるようだ。このほか、コミスジが4月下旬頃から10月上旬頃まで見られるのに対してホシミスジは6月〜7月頃に限られているという。また食草は、コミスジがフジ・クズ・ナンテンハギなどのマメ科の植物であるのに対して、ホシミスジはシモツケ、ホザキシモツケなどのバラ科の植物であるという。確かに園内ではシモツケの花の周辺でホシミスジを見かけることが多い。
 なお、ミスジチョウとオオミスジは園内では確認できていない。




2024年6月12日(水)




【連載】あしたが変わるトリセツショー『コレステロール』(1)超悪玉の正体

 5月23日にNHK総合の『あしたが変わるトリセツショー』で初回放送された、

コレステロールを大解明!超悪玉かんたん発見&対策SP

についてのメモと感想。

 コレステロールを取り上げた番組はつい最近視聴した記憶があり、一瞬、再放送ではないかと思ったが、そちらのほうは5月26日に『チョイス@病気になったとき』で初回放送された、

「脂質異常症 コレステロール徹底対策」

であり、5月31日の日記で取り上げたばかりであった。

 2つの放送の内容はかなり重複していたが、日本人男性の健康寿命到達まであと1年半ほどとなった私としては、この種の話題は何度視聴してもムダになることはない。特にコレステロールについては、ロバスタチンを毎日服用している私にとっては気になる話題である。

 放送では冠動脈がコレステロールにより詰まった実例が紹介されたあと、コレステロールとは何か、さらに善玉と悪玉の違いについて分かりやすく説明された【要約・改変あり】。
  1. コレステロールは細胞やホルモンの材料。
  2. 悪玉はコレステロールを全身に送る「運び屋」の役割を持つがその量が多くなると血管の壁の中にコレステロールを置き去りにするようになる。すると血管の詰まりや動脈硬化が起こる。
  3. 余分なコレステロールを取り除く「掃除屋」が善玉。
これをふまえて放送では、
  1. 健康診断で悪玉と善玉のコレステロールが表示されているが実は第3のコレステロール『超悪玉』の存在が明らかになった。
  2. 善玉と悪玉の数値が正常でも超悪玉がいるだけで病気のリスクが何倍にもなる。
  3. 実践編!超悪玉をラクして減らす方法。
といった話題が取り上げられた。

 放送では、検診のコレステロール値は悪玉・善玉共に基準値をクリアをしているにもかかわらずエコー検査で動脈硬化が進行していることが判明した男性の例が紹介された。原因は超悪玉が多いことにあった。
  1. 超悪玉の正体は小型の悪玉コレステロールで、悪玉より小さいぶん、血管の壁に入り込みやすくなっている。
  2. 超悪玉を持っている人は心疾患になるリスクが3倍になるという。
  3. 超悪玉の正体は最近分かってきたことであるため、一般の健康診断では対象外で保険も適用されない。
  4. 血液中で悪玉コレステロールと中性脂肪がぶつかると、持っている脂質の一部を交換する性質がある。
  5. 悪玉が肝臓に到達すると中性脂肪が分解されるため、残った悪玉コレステロールが小型化する。
  6. 悪玉全体に対して超悪玉の比率は2割ほどであるが、中性脂肪が多い人は超悪玉の比率が高くなっている可能性がある。


 以上の『超悪玉』については、チョイス@病気になったときでも言及されており、その際には、「総コレステロール値−HDL」の値が170以上の場合は要注意とされていたが、今回は中性脂肪の量を目安にするものであった。ま、どちらでチェックしても、同じような傾向が出るはずだ。
 ちなみに、私は毎年この時期に岡山市の特定健診を受けており、今週中には結果が出るはず。これまでのところ、比較的良好な範囲にとどまっているが、これはロバスタチン服用によってコントロールされた値であり、日常の食習慣・運動習慣の成果とは言いがたい。もっとも、ここ数年、自家製ヨーグルトの材料を普通の成分無調整牛乳から低脂肪牛乳(←低脂肪乳ではない)に切り替えたことで、体脂肪率や体重は好転しており、今回もたぶん大丈夫ではないかと期待している。

 次回に続く。