じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 いつの間にか閉店になっていた理髪店(写真左)とコンビニ(写真右)。それぞれの上の写真はGoogleストリートビューに残っていた閉店前の様子。下の写真は6月18日に撮影した閉店後の現況。


2024年6月19日(水)




【小さな話題】理髪店とコンビニの閉店

 6月18日(火)は半田山植物園が休園日のため、代替のウォーキングコースとして岡大構内を歩いた。この日は久しぶりにピーチユニオン(南福利施設)で昼食をとったあと、建物を反時計回りに一周してみた。
 以前から気になっていたのは、建物の西側にあった理髪店であった。近くを通りかかった限りでは最近はいつも店内が消灯されており、定休日にしては変だなあと思っていたが、今回、すぐ近くから覗いてみたところ店内は空っぽですでに撤退していたことが確認できた。
 この理髪店は私が岡山に住み始めてからQBハウスが登場するまでの期間、毎回利用していた。QBハウスに変更した理由としては、
  1. 理髪料金が高い。
  2. 長時間待たされることがある。土日しか利用しなかったせいもあるが、ひどいときは1時間以上。
  3. 髪を切ってもらっている間にスタッフと会話をするのが煩わしい。
  4. 岡大の敷地内全面禁煙が実施される前は、スタッフが喫煙をしていた。マスター(初代の店主)はタバコをくわえながら顔を剃っていた。なお、敷地内全面禁煙実施後にも、スタッフが座主川沿いで喫煙をしていたことがあり、座主川沿いも岡大の敷地内なので禁煙だと何度か注意したことがあった。

 この理髪店は、かつては岡大共済会、その後は岡大生協の委託業者となっていたので、施設の賃貸料は免除されており、経営上はいくぶん有利になっていたはずだが、いまのご時世、理髪店が旧来どおりのやり方で採算をとるのはかなり難しいのではないかと思われる。ウォーキングコース沿いには他にも複数箇所に昔ながらの理髪店があるが、いつ通りかかってもお客は一人も入っていないように見えた。

 理髪店撤退後、このスペースは長期間利用されていないようである。いっそのことQBハウスを招請すれば学生にも喜ばれるとは思われる。もっともその前提として国立大学法人の福利施設として理髪店が不可欠かどうか、議論が必要となるだろう。




 もう1つ、こちらのほうは本当に驚いたのだが、法界院駅近く、岡北中学の正面にあったローソンがいつの間にか閉店していることに初めて気づいた。
 この道は、ウォーキングコースの1つであるほか、車で岡大方面から法界院踏切を越える時には必ず通過しており、少なくとも週に1〜3回は店の前を通っていたのだが、閉店には気づかなかった。店頭の貼り紙によれば4月30日をもって閉店となっていたので、以来50日間もそれに気づかなかったことになる。

 このことで思ったが、私たちは身の回りの環境のすべてに目を配っているわけではない。環境世界の中から、自分にかかわりのある部分だけを切り取って見ているだけである。自分にかかわりのない存在は、よほどの変化が無い限りは目にとまることはない。存在していないのと同じことだ。コンビニを殆ど利用しない私にとっては最初から無かったようなものである。

 ちなみにこのローソンは法界院駅最寄りのコンビニであり、岡大や岡山理大の関係者の利用も多いことから、全国で最も売り上げが多いコンビニであるという都市伝説まであった。この店のスタッフには年配の男性と女性が含まれており、おそらく男性のほうがオーナーではないかと思われた。女性のほうは深夜・早朝に一人で店番をされていることがあり、以前私が早朝散歩をしていた時にはお見かけすることがあった。駐車場は少しだけ離れていたが、通勤・通学者が通りかかる場所であることから、経営難で撤退ということは考えられない。オーナーの個人事情による閉店と推測される。

 現時点ではテナント募集中となっているようだが、私の希望としては、ら・むーマート、もしくはQBハウスに出店してもらいたいところだ。