じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



07月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る




クリックで全体表示。



 ベランダで育てているパイナップルリリー(ユーコミス)。早くも花芽が出てきた。この時期の花芽がパイナップルの形にいちばん似ている。



2024年7月2日(火)




【小さな話題】くら寿司のヒミツ

 5月8日にTV東京系で放送された、

何を隠そう…ソレが!くら寿司潜入!回転寿司の裏側は学びのネタも大漁SP

のメモと感想。番組表の予約機能で録画していたものだが、そのうち視ようと思っているうちに2カ月近く経ってしまった。ここでは、放送内容にこだわらず回転寿司の話題について感想を述べることにする。

 さて、今回の放送では、くら寿司の特徴が以下のように紹介された。
  1. 徹底した管理。入店者数のほか入店後の滞在時間も集計し、何をどのくらい作って流すのかまで指示される。これにより食品ロスは、導入前の廃棄率12%から2%まで改善された。
  2. ハマチやマダイの養殖では自動でエサを与えるAIシステムを導入。エサの量やタイミングを自動で調整するため無駄なエサ代が減りお寿司を安く提供できる。
  3. 迷惑行為を防止するAIカメラを導入。食べたお皿を再びレーンに戻したりすると直ちに検知。その情報は大阪にある本部で管理し全国で共有。
  4. 「たくさん食べられると困るネタ」はマグロ。原価率が高いが看板商品のため値段を上げずに頑張っている。
  5. ビッくらポン!の裏技は、スマホから注文する方法。これにより、お皿のないサイドメニューもカウントされる。
  6. 投入口に入れられたお皿は水の中を流れ、最近では『ウルトラファインバブル』で洗浄。
  7. サイドメニューも80種類以上あり充実。
 放送ではこのあと、回転寿司の発祥の『元禄寿司』、日本一長いレーンのある『一太郎』(約250m)、日本一短い『鶴橋駅前 うをさ』(約5m)が紹介された。なお回転寿司レーンの99%は石川県で生産されている。シェア率9割の理由はお湯を出す機械を開発したことにあるとか。さらに、
  • 「あがり」は花柳界で客が帰る時に出すお茶のことで食後に言うのが正解。食前に飲むお茶は「でばな」という。
  • お箸を醤油皿に乗せる渡し箸は「これ以上いりません」の合図。3つ
  • ゲタの寿司は左から食べるのが正しい作法。
  • 「おあいそ」。お店側が客にへりくだる意味で使う言葉。
といった一般ネタも紹介された。


 ここからは私の感想・考察になるが、我が家で回転寿司と言えば『くら寿司』か『スシロー』の2店舗となっている。私個人としては、スシローより近くにあり割安なことから『くら寿司』のほうが好みなのだが、妻はショウガの代わりに提供されたダイコンが気に入らず、今年になってからは一度も行っていない。今回の放送ではこのダイコンへの切り替えの話題は全く取り上げられなかった。

 スシローとくら寿司の違いは以下の通り。
  1. くら寿司は回っているお寿司をウイルスから守る『抗菌寿司カバー』を採用。いっぽうスシローは最近ではタッチパネルより注文した商品のみ提供という方式となった。
  2. くら寿司では食べ終えたお皿は投入口に入れる。5枚入れるごとに『ビッくらポン!』にチャレンジできる。但し景品は子ども向け。なお、会計の時、スシローでは以前は店員がお皿の枚数を数えていたが、最近はレーンから受け取った段階でお皿のICチップにより1枚ごとのお皿の金額を含めて自動的にカウントする仕組みに移行している。
  3. 放送によれば、くら寿司は創業から47年で全国に500店舗以上、さらに海外にも約120店舗を展開しているという。なお、ネットの情報によれば2023年7月 現在の国内の店舗数は、1位が『スシロー』で640、2位は『はま寿司』で581、3位が『くら寿司』で542となっていた。

 岡山市内には他にもいくつかの回転寿司チェーンがあり2004年11月2日に20年前の記録が残っている。当時繁盛していた『すし王倶楽部』は近隣からは姿を消した。『函館市場』も店舗数が大幅に減少。マリンポリスは現在は『海都』という看板になっているが、ネタの種類や価格を総合的に判断するとくら寿司やスシローより割高感がある。