【小さな話題】最近視たYouTube動画『ウルトラQ dark fantasy』『タイムトンネル』
最近視たYouTube動画のメモと感想。
- ウルトラQより
ウルトラQは私が中学生だった頃(1966年)に放送された人気ドラマであり、当時一部を試聴したほか、NHK-BSPの4Kリマスター版を録画したことで全27回をすべて試聴していたはずであったが、今回たまたまYouTubeのオススメに上がっていた動画は全く見覚えの無いストーリーであった。ネットで検索したところ、実は2004年にウルトラQ dark fantasyというリメイク作品が全26話も放送されており、リンク先の『ウルトラQより』はその中の第19話『レンズ越しの恋』であることが分かった。YouTubeのオススメが無ければそのようなリメイクがあったことは私の人生では知らないままに終わっていたことだろう。
さてリンク先の『レンズ越しの恋』であるが、元祖ウルトラQと異なり怪獣は全く登場していない。タイムパラドックスを扱っているという点では、星新一か藤子・F・不二雄の短編をドラマ化したような展開であった。
ちなみに、この19話の少女役の柊瑠美さんは、なんと、『千と千尋の神隠し』の主人公・荻野千尋の声を演じた人であることが判明した。また、矢島忠 / 矢島茂雄役の高橋一生さんは、最近では『引っ越し大名』で鷹村源右衛門を演じておられたことが分かった。
『ウルトラQ dark fantasy』の他のエピソードも一部公開されているようなので、順次試聴していきたいと思っている。
[※追記]『ウルトラQ dark fantasy』とは別にネオ・ウルトラQという全12話のドラマが2013年にWOWOWで放送されていたようだ。ウィキペディアによれば、2004年に『Q』のリメイクとして制作された『ウルトラQ dark fantasy』とは異なり、「円谷プロ×wowow ウルトラ三大プロジェクト」の一環として企画され、現代で制作されたウルトラQの“セカンドシーズン”というコンセプトの元、制作された。
- TV Fails: The Time Tunnel, Episode 1 - Rendezvous with Yesterday
『タイムトンネルは、ウルトラQとほぼ同時期の1966年からアメリカで、1967年4月からは日本のNHKで放送された。もっとも、第1回を視ていなかったので、トニーとダグがなぜタイムトンネルの中を彷徨うようになったのかが分からなかった。リンク先はフル動画ではなく解説つきの動画ではあるが、そうした経緯を知る上では貴重な情報源となった。
ちなみに『タイムトンネル』は時間旅行としての発想は面白いのだが、ウィキペディアなどで言及されているように、
- たいがいは「時間旅行先」で現地の人たちと殴り合ったり逃亡したりして最後は危機一髪で別の時空に飛ばされていく」といってワンパターンの展開。
- 主要出演者が白人に限られており、人種的な偏見が根底にある。
- アメリカでは全30話であったが、その中の2話である「真珠湾」(第4話)と「南硫黄島」(第17話)を舞台にしたエピソードは日本人には馴染まないとのことで放映されていない。
- 視聴率不振のため、ドラマの決着がつかないまま中途打ち切りとなってしまった。
といった問題もあった。このほか、私が個人的に疑問に思っていたのは、ドニーとダグはいつも同じ服を着ているが、いつ洗濯をしているのか?ちゃんち風呂に入っているのだろうか?というしようもない点もある。
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