じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
※クリックで全体表示。 |
「平仮名で書くと動物(哺乳類)の名前が隠れている都道府県は?」という有名なクイズがあるが【2023年11月28日の日記参照】、これまで正解は「兵庫(ヒョウ)、宮城(ヤギ)、熊本(クマ)、石川(シカ)、埼玉(サイ)」の5県が正解であると思ってた。 ところが、数日前この問題をYouTubeで見かけた時、コメント欄にもう1つ「長崎」が挙げられていることを知った。確かに「長崎」には「サキ」という動物が含まれており、ウィキペディアによれば、 サキ (saki) は、哺乳綱霊長目サキ科サキ属 (Pithecia) に分類されるサルの総称。南米アマゾンの北側に分布する。とちゃんと説明されていた。さっそくCopilotでどこに飼育されているのか尋ねたところ、以下の回答をいただいた。 サキ(猿)が飼育されている動物園の一例として、**静岡市立 日本平動物園**があります。この動物園では、ヒゲサキとシロガオサキの2種類のサキを飼育しています。特にヒゲサキは、顎にヒゲのような黒い体毛が生えているのが特徴です。日本平動物園のヒゲサキはこちら。シロガオサキについてはこちらに情報(2023年8月) があり、 シロガオサキは体は真っ黒で、顔だけ白い毛で覆われています。展示しているのはオスのミツオです。28歳のおじいちゃんですが、まだまだ元気いっぱいです。お気に入りの巣箱の中で、のんびりすごしていることが多いので、見ることが出来たらラッキーです。実はシロガオサキの顔が白いのはオスのみで、メスは全身茶色です。オスとメスで全く体色が異なるため、比較してお見せしたいのですが、現在日本の動物園で飼育されているのはオス3頭のみで、メスを見ることはできません。オスのみで繁殖もできないため、その3頭が死んでしまったら日本の動物園からシロガオサキはいなくなってしまいます。ということであった。 いっぽう、日本モンキーセンターではシロガオサキのモップくんが飼育されており旧ツイッター『今日のモップくん』で近況を知ることができるようだ。なお同センターには『サキ』と名づけられたムネアカタマリンもいるらしい。 |
【連載】NHK『ダークサイドミステリー 神秘の古代ミステリー 徹底検証!日本・ユダヤ同祖論(5)偽史、日本語英語同一起源論、学者批判を利用した正当化 1月15日に続いて、2024年11月29日に再放送された表記の放送についてのメモと感想【初回放送は2023年7月13日】。 放送の後半ではスタジオに伊藤海彦アナ、原田実さん(偽史研究家)、雨宮純さん(オカルト・スピリチュアルライター)が登場し、日ユ同祖論についてより詳しい解説が行われた。 冒頭で交わされたコメントは以下の通り【要約・改変あり】。以下、敬称略。
ここでいったん私の感想・考察を述べさせていただくが、まず上記1.の指摘はもっともであり、例えば、今の日本とイスラエルで流行っている音楽に類似性を見出したとしても、古代日本と古代イスラエルの音楽が似ているということにはならない、というようなものかと思う。 上記の3.で言及された『日本語英語同一起源論』に関しては、あくまで「この動画はジョーク」と断った上での興味深い動画があった。 ●※フィクション 日英同祖論に迫る!〜日本語と英語は同じ言語だった〜 動画の冒頭では、今回の放送でも言及された「坊や Boy」、「名前 Name」、「設置 Setting」のほか、「ぐっすり Good Sleep」、「おくら Okra」など、100組以上の似た単語があると紹介された。興味深いのは関西弁の「わい」が英語の「I」、九州弁の「ばってん」が英語の「but and」にも似ているといった例であり、なるほど、こじつけとはいえ、なかなか面白い例が見つかるものだ。動画の後半の「ちはやぶる かみよもきかず...」の解釈もなかなかよくできている。ジョークという前提であればこういう遊びも楽しい。 上掲4.のYAPについては最新の研究でどうなっているのかは分からない。ネットでざっと検索したところでは、 ●全ゲノム解析で明らかになる日本人の遺伝的起源と特徴−ネアンデルタール人・デニソワ人の遺伝子混入と自然選択− という研究紹介があり、このあたりが最新の知見ではないかと思われる。 上記5.で指摘された「学者批判」、つまり、トンデモ説の喧伝者たちが大学等の研究者に対する偏見・固定観念を利用して攻撃をしかけ、自分たちの正当性を主張するという批判のやり口は、血液型性格判断の議論でもしばしば見られる。心理学者の多くが血液型性格判断に関する「知見」を黙殺しているとか、根拠も無しに頭ごなしに否定しているというように攻撃をした上で、自分たちの正当性をアピールしている喧伝者も少なくない。 次回に続く。 |