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 【小さな話題】インドネシアとパキスタンを比較する
 
 インドネシア旅行中、2023年に訪れたパキスタン南西地域の風景を思い出すことがしばしばあった。2つの地域は異なる部分も多い一方、
 
といった特徴があった。但しパキスタンはフンザなどがある北部と2023年に訪れた南西部では風景が全く異なっており、何をもってパキスタンを特徴づけるのかは難しいところがある。またインドネシアのほうも、島によって宗教や文化に大きな差異があることにも留意する必要がある。いずれもイスラム教徒が多く、お祈り、食事、服装などに一定の共通性があった。
車が左側通行。
水田が多い。
バイクが多い。
同じ程度に暑い【←猛暑日が続く岡山ほどではないが】。
 
 以下、こちらのデータなどをもとに、いくつかの点で比較してみる。但し、数値は、ネットで検索した範囲の大ざっぱなものとなっている。
 
人口:ほぼ同規模の大国だがインドネシアのほうが3500万人ほど多い。
インドネシア:世界4位 2億7980万人
パキスタン:世界5位 2億4520万人)
面積:インドネシアのほうが広く、かつ有効利用されているように思われる。
インドネシア:世界14位 190万5000平方キロ
パキスタン:世界35位 79万6000平方キロ
名目GDP:インドネシアのほうがかなり多い
インドネシア:世界16位 1兆3960億ドル
パキスタン:世界44位 3730億ドル
一人あたり名目GDP:インドネシアのほうが3倍ほど多い
インドネシア:世界119位 4958ドル
パキスタン:世界159位 1581ドル
日本は世界36位で3万2495ドル
軍事費(2023年のデータ):ほぼ同規模だが、国境の緊張度合いはパキスタンのほうが遙かに高いと思われる。
インドネシア:世界26位 94億8083万ドル
パキスタン:世界29位 85億2116万ドル
日本は世界10位で501億6109万ドル
平均寿命(2022年のデータ):ほぼ同じ。
インドネシア:世界134位 68.25歳
パキスタン:世界142位 66.431歳
日本は83.996歳
合計特殊出生率(2022年のデータ):パキスタンのほうが明らかに多い。こちらに関連記事あり。
インドネシア:世界95位 2.153人
パキスタン:世界48位 3.410人
日本は世界184位で1.260人
平和度指数(2024年):パキスタンのほうが危ない国であることは充分予想できた。とはいえ、パキスタンの中にも平和な村はたくさんある。
インドネシア:世界48位 1.857
パキスタン:世界140位 2.783
日本は世界17位で1.525
携帯電話契約数(2020年):インドネシアでは各集落ごとに鉄塔が建っており現地ガイドさんに何の塔か尋ねたところ携帯の基地局との話だった。それにしてもインドネシアは多い。パキスタンも予想以上に多いことが分かった。
インドネシア:世界3位 3億5562万台
パキスタン:世界10位 1億7562万台
日本は世界8位で1億9505万台
インフレ率(2024年):インドネシアの物価はかなり安定しているように見える。
インドネシア:世界134位 2.30
パキスタン:世界18位 23.1
日本は世界119位で2.739
政府総債務残高(対GDP比、2024年):日本が多いのは別格。中国からの借金の多い国は大変だろう。
インドネシア:世界134位 40.19%
パキスタン:世界57位 70.07%
日本は世界2位で236.66%
 
 以上のほか、パキスタンでは大型の『デコトラ』が多数幹線道路を走っていたが、インドネシアでは見かけなかった。あくまで推測だが、インドネシアは日本と同じ島国であり、海運が発達しているのではないかと思われた。
 なお、こちら(2017年)によれば、パキスタンの日本車率はほぼ100%だという。しかし中国製EVも人気がでるだろうからこの先も安泰かどうかは言いがたい。
 
 最後にChatGPTに、
 
 ●パキスタンとインドネシアそれぞれと友好関係が深い国を5つずつ挙げてください。
 
 と尋ねたところ以下のような回答をいただいた。
 
以下に、**パキスタン**と**インドネシア**それぞれと友好関係が深い国を、近年の外交・経済・安全保障の観点から5か国ずつ挙げます。
 
## ?? **パキスタンと友好関係が深い国(5か国)**
**中国 ????**
- いわゆる「鉄の兄弟(Iron Brothers)」と称される強固な関係。
 - 経済回廊(CPEC)を含む巨大な投資とインフラ協力。
 - 軍事協力も非常に強い。
**サウジアラビア ????**
- 経済援助やエネルギー供給の重要なパートナー。
 - 多くのパキスタン人労働者が在住し、送金額も多大。
**トルコ ????**
- 歴史的・文化的な結びつき。
 - 軍事・技術・観光・教育分野でも交流が盛ん。
**アゼルバイジャン ????**
- ナゴルノ・カラバフ紛争時の外交支持。
 - イスラム諸国として相互支援の姿勢が明確。
**マレーシア ????**
- イスラム諸国間の協力。
 - 経済と教育分野での連携が進む。
## ?? **インドネシアと友好関係が深い国(5か国)**
**日本 ????**
- ODAや投資、技術協力の分野で長年にわたる関係。
 - ASEANの安定と発展に共に取り組むパートナー。
**オーストラリア ????**
- 安全保障・教育・防災協力など多面的な連携。
 - 地理的近接性もあり、交流が盛ん。
**中国 ????**
- インフラ投資と貿易において最大級のパートナー。
 - 一帯一路構想(BRI)の枠組みでも関係強化。
**シンガポール ????**
- 経済・投資の面で非常に密接。
 - ASEAN内でも緊密に連携。
**韓国 ????**
- 自動車・電子機器などの産業分野でのつながり。
 - 文化交流(K-POP・ドラマなど)も盛ん。
 ご希望があれば、「なぜインドとパキスタンがそれぞれどの国と距離を置いているのか」や「友好国の変遷」なども詳しくご説明できます。
 
 
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