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昨日の日記

4月28日(火)

【思ったこと】
980428(火)[一般]振替休日が少ない年
 昨日の日記で、今年の5月4日はなぜ休みになるのかということを書いた。最終的には、日曜日が祝日であると翌日を休日にするいう『国民の祝日に関する法律』第3条第二項の適用による、いわゆる振替休日であることが分かった。
 今年の例にもあるように、月曜日というのは、当日が祝日で休みになる場合と、日曜日が祝日であるための振替休日で休みになる場合があるので、他の曜日より相対的に休日が多くなるものと思われる。で、じっさいどうなるのか調べてみた。
 今年の場合は、左側の「平年」の表。「A」が月曜日の年に当たる。表を作って驚いたのだが、今年の場合、日曜日が祝日となるのは5/3だけしかない。つまり5/4が唯一の振替休日ということになるのだ。振替休日がいちばん多いのは、平年であれば「C」が日曜日になる時で、最高4回、月曜日が休みになる。公共機関や大学は土曜日も休みだから、土、日、月の三連休が4回とれるということになる。三連休は、月曜日が祝日の場合でも同じ。逆に、土曜休業を前提にすると、土曜日に祝日が重なるのがいちばんツライ。「C」が土曜日に重なる年は、土、日、月が三連休になるのは、三が日と1/14〜1/16だけになってしまう。もっともその年は5/3が水曜日となるため、5/3(水)から5/7(日)までの長期休暇がとれることになる。
 月曜日が休みになることがいちばん多いケースは、閏年で「C」が日曜日になるケース。この場合、振り替え休日が3回、月曜自体が祝日となることが5回、合計8回になる。今年の3回に比べるとかなり多いと言えよう。

 個人的な事情を言えば、私自身は時間を定められて仕事をする職業ではないため、締め切りに追われている時などは祝日も休日も無い。大学院生時代などは、祝日に生協食堂が休みになる分、かえって平日のほうが便利であるように感じたものである。連休を意識するようになったのは、子どもたちが学校に通うようになってからのことだ。

平年
ABCDEFG
   1/11/21/3 
   1/15   
  2/11    
     3/21* 
  4/29   5/3
5/45/5     
7/20      
  9/23*    
     10/10 
 11/3     
11/23      
  12/23    
 
閏年
ABCDEFG
   1/11/21/3 
   1/15   
  2/11    
     3/20* 
   4/29   
5/35/45/5    
 7/20     
   9/23*   
      10/10
  11/3    
 11/23     
   12/23   

※春分の日、秋分の日は年によってずれることがある。正月三が日も休日に含めた。
【ちょっと思ったこと】
  • NHK朝5時台にETV特集「ふるさとは華の都にまさりけり」という番組の再放送をやっていた。愛知県の山村を取材したもので、哲学者内山節氏が出演されている。この日記でも何度かとりあげているが、山村文化を再評価し労働の意味を問う内山節氏の取り組みには共感できるところが多い。
  • 恒例の春の叙勲受賞者4514人(うち女性285人)が発表された[人数は朝日4/29による]。私は、たとえば文化勲章とか国民栄誉賞のように国家が特別の功績のあった個人を表彰すること自体には特別異論はない。ただ、もっぱら経歴だけで勲一等とか二等、三等というようにランクづけして表彰することには反対だ。そもそも人間の行動の価値は、自分が社会や自然に対してどういう働きかけを行ってきたか、それを自分自身によってどう位置づけるかによって決まってくるものであって、事後的に外部的・人為的な褒賞を付加したところでその価値自体が増えたり減ったりすることは決してない。なお、この件に関する反論がある方は御自分のホームページで。
  • 4/29朝日によれば、親元を離れて集団生活を送っている「ヤマギシ学園」の子供について、広島弁護士会が、地元の小学校の教職員10人から出されていた人権救済申し立ての主張をほぼ認めた上で、子供の人権が侵害されているとして警告書を送っていたことが28日分かったということだ。この問題については、親権喪失訴訟、財産寄附、マインドコントロールなどの問題と絡めてさまざまな議論をよんでいるようだが、実態を十分に把握しない誤解、曲解、偏見もかなり多いように思う。例えば、警告書では一日の食事を二食とすることが虐待であるとしているようだが、一日三食がいいのか二食をたっぷり食べるほうがよいのかは慣習上の問題だ。人工の風味をほどこした食品やスナック菓子を好き勝手に食べるのがよいか、食材の持ち味を活かした料理を味わうほうがよいのか、十分に検討されたのかどうかは不明。十分に事態を把握したうえで、いずれ総合的に意見を述べたいと思っている。
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