じぶん更新日記1997年5月6日開設Y.Hasegawa |
名残のコスモス。暖冬の年ならば正月でも花がついていることもあるが、最盛期は終わりになってきた。この撮影場所は、特に植え替えたわけでもないのに、いろんな色の花が寄り集まって咲いている。 |
【思ったこと(1)】
981110(火)[一般]旧第四喫茶の取り壊しと水仙の救出 岡山大学の福利施設の1つとして長年親しまれてきた旧「第四喫茶」の建物の取り壊し工事が11/11から始まる。ここは、現福利施設「マスカットユニオン」「ピーチユニオン」が完成する以前に、委託業者のおばさんがうどん、そば、ラーメン、丼物を提供していたところ。ナスの天ぷらなど野菜がいっぱいのった天ぷらそばなどは、成人病予防にはまことに適した昼食メニューであり、私も時々利用させてもらっていた。新施設建設の時に資格面積いっぱいの建物を建てたことによって、この第四喫茶食堂は昨年春から閉鎖され、おばさんはマスカットユニオンの一角で弁当やパンを売ることになった。 もともとは旧日本軍の施設であるが、移築したものらしく、元の利用目的はよく分からないという。左が正面玄関、右は南側から見たところ。月曜日の朝、ここで、たまたまおばさんと出会ったので記念写真を何枚か撮らせてもらった。ネット上での公開許可が得られたので、右側に掲載させてもらった。 おばさんの写真の足下のところはもともと花壇となっていて、いまでも水仙、アヤメ、シラー、紫蘭などが残っていた。11日になると重機で一斉に踏みつぶされるので、水仙の球根を中心に急遽救出作業をすることになった。10日の朝にバケツ4杯分、昼休みに6杯分の球根を掘り出す。あまりにも量が多いので、日の当たらない空き地に水をかけて放置してある。土日に植え直す予定。 |
【思ったこと(2)】
981110(火)[一般]科研費の成果報告書の刊行義務 文部省科学研究費に基づく研究は1年以内に成果報告を刊行しなければならないと定められているが、会計検査院の調べによれば205件22億円分については未だ報告書が提出されておらず、このことについて会計検査院は近く文部省に勧告をすることになったという[以上、11/11のNHK朝のニュースからの聞き取り]。 科研費は国の予算年度の関係で、実際に予算が来るのは夏以降。しかも、物品購入費も人件費も年度末までにすべて使い切らなければならない。ところが、もともと実験研究やフィールド研究では予期しがたい問題によって年度を越えて研究を継続する必要が出てくる場合が多い。結果的に、「成果報告書」なるものは、申請して獲得された研究費をフルに使い切って得られた成果ではなくて、積算校費や民間からの寄付金などを寄せ集めて行われた研究の一部の成果をアリバイ的にまとめたものにならざるをえないという宿命を背負う。 会計検査レベルとしては、形式的に成果報告書さえ揃えばよいというということになるのだろうが、実際に各大学に送付されてくる「成果報告書」の中には明らかに「作文」的で、どうしてその程度の研究成果を得るためにそんなにたくさんの研究費が必要なのか理解できないようなものまである。申請された研究目的や方法と実際に購入された物品などを厳密に監査したらずいぶんボロが出てくる研究もあるのではないか。それとそういう報告書印刷のために使う費用自体が紙資源の無駄という気もする(→それこそ、ネット上でHPとして公開すればよいのだ)。 もっとも、以上に指摘したことは、研究者たちが不正をしているという意味では決してない。大学の恒常的な教官研究費がごく少額で、非実験系講座の場合など、パソコン1台買ったらその年度の研究費を使い果たすという現実の中では、科研費の形で設備や図書を充実せざるをえないという事情があるからだ。恒常的な研究費を増やすとか、研究のための予算執行期限に融通性をもたせるとかの改革が無いと、単に事務的・形式的な成果報告書をそろえるだけでは研究は発展しない。 |
【新しく知ったこと】
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【夕食後の夫婦の散歩】------52日目。ピカチュウ万歩計で3144歩。----
牛乳・野菜などを買いに近くのフジウラ(スーパー)へ。きょうはこの秋いちばんと言えるほどに空が澄んでおり、プレヤデス星団が9個も見えた。東の空には巨大なオリオンが。月の出の時もそうだが、地平線近くでは非常に大きく見えた。 |
【生活記録】
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【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。【 】部分は簡単なコメント。)】
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