じぶん更新日記1997年5月6日開設Y.Hasegawa |
ラベンダーと雪。1/8は岡山でも、車の屋根や乾いた芝草の上にうっすらと雪が積もった。 |
【思ったこと】
990109(土)[一般]「新年の決意」が書かれた日記を読む 年末年始は妻の実家に帰省していたため、他の方の日記を拝見することが殆どできなかった。この土日を利用して、ボチボチと拝見しているが、これまでのところ、「昨年の総括」や「新年の決意」を明確に述べられている日記は殆ど見あたらない。たいがいは(私自身の日記もそうだったが)、元旦に起こったことの生活記録が主体。年頭の宣言をされたのは毎日の記録さんぐらいのものか。ま、私も、1月5日付けで、それなりに今年のテーマを考えたりはしているけれど...。 紙の上に書く日記の場合であれば、大晦日にはその年の反省を、元旦には新年の決意など述べるのが通例であったようにも思うのだが、このあたり、公開を前提としたWeb日記の特質なのか、それとも、いまの忙しい社会では、お正月は単なる骨休みの期間に過ぎないのか、もう少し考えてみたいところである。 さいきんはサボって感想をちっとも書いていないけれど、昨年の7/20以来、英文の日記を読むというページのエントリーを続けている。英文日記の中には、前年の総括と新年の決意(resolutions )をきっちり書いてあるものもあった。 その典型的なものがEstrogenという日記を書いて居られる26歳の女性。 上記の日記は、私がよく読む日記の1つとしているtracingのリンクを通じて知ったものだが、作者のAlethea Chengさん(25歳の女性)御自身も1/2でそれなりの総括をしておられた。 「(parenthesis)」という日記で有名な(←他の日記からよくリンクされるという意味)37歳の女性Lyndaさんは1月1日の日記で、「New Year's Resolutions fail, because ...」として、そういう決意をすることの弊害を指摘し、代わりに「Goals」というかたちで目標を列挙しておられた。そういえば、心理学の文献の中でも同じような指摘があった。要するにいっぺんに完璧に始めようとするのが問題ということ。 Marlatt & Kaplan (1972) Self-initiated attempts to change behavior: A study of new year's resolutions. Psychological Reports, 1972, 30, 123-131.私が愛読している別の日記「Willa's Journal」の作者(今年45歳、結婚23年目になる女性)も resolutionには否定的。1月3日の日記で興味深い指摘をしていた。 I think the reason that I never want to make resolutions is that they're always things that I feel I should do, not things that I really want to do.実際にはresolutionに近いリストが記されているのだが、あくまで「〜したい」という形で述べられ、自分にプレッシャーをかけていないのが特徴だ。 以上、英文日記を主体に「新年の決意」をあげてみたが、「単なる希望」型、「目標設定」型など色々あるところが面白い。もし本気で何かをめざすというのであれば、「目標は常に具体的に」述べられ、その達成につながる個々のレベルの行動に対して確実な結果を与えることが必要ということになる。またその場合の結果の与え方にも「○○をすれば好子」という正の強化型と「○○しなければ××を失う」という好子消失阻止型があるのだが、このあたりはまた別の機会に考えてみることにしたい。 <1/10追記>The Diary Registryによれば、1999年1月5日現在の登録日記数は925。性別・年齢を公開している方の内訳を示すSex & Age(但し11/6現在)によれば、男性が227名(14歳から74歳まで)、女性が412名(13歳から71歳まで)となっている。 |
【新しく知ったこと】
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【生活記録】
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【夕食後の 妻が体調を崩したので、子どもたちと近くのステーキ屋で夕食。散歩の代わりに、階段を3往復して、先日の帰省時から車に積みっぱなしになっていた重い荷物を運んだ。 |
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。【 】部分は簡単なコメント。)】
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