7月28日(水)〜31日(土)
【ちょっと思ったこと】
- 7/29と7/30に行われた行動分析学会年次大会出席のため28日の昼に札幌へ。31日の朝、千歳〜伊丹、さらに新大阪から新幹線で岡山に戻ってきた。
- 新幹線を降りたところ真夏の太陽がまぶしく輝きホームには熱風が吹いていた。まず思ったのは、こんなクソ暑いところによく住めるもんだなあ、ということだった。
- 北海道はこの季節にしては珍しく、4日間とも雨か曇り。時には大雨洪水警報が出るほどの悪天続きだった。もっとも今回は公費出張であり、初日の開会時から2日目の最後のワークショップまでフル出場していたので、交通機関さえ確保されていれば外の天候は関係無し。持ち運ぶ資料が重かったせいもあってカメラすら持参しなかった。まことに品行方正かつ優良な学会参加者であった。
そういや、オーバードクター時代に北大で日本心理学会大会があった時は、登山靴+フレームザックといういでたちで会場に現れてひんしゅくをかったものだった。あの時は確か、学会参加は1日だけで、自分の発表が終わるやいなや十勝や知床まで山登りに行ってしまった(←あっ、この時はもちろん全額私費負担。念のため)。
- 大会中、関心のあった発表は念入りにメモをとった。今後しばらく、その際に考えたことをこの日記に連載で記していきたいと考えている。
- 日頃、その日に思ったことや感じたことを日記に記す習慣をつけてしまった者として、日記を書かない日が続くと、せっかくの体験がどこかへ消え去り健忘症になってしまいそうで落ち着かない。それと、書きたいことを忘れまいすると、頭の中が満杯になって新しいアイデアが浮かばなくなってしまう。やはり私の場合は、
- 感じる、知る、考える...
- Web日記にまとめる
- 頭の中をクリア
- 新しく感じる、知る、考える、...
という繰り返しが不可欠であるように思った。
- 千歳から伊丹に向かう飛行機は、八郎潟上空〜鳥海山西〜新潟上空〜北アルプス東〜御嶽ほぼ真上を通って伊勢湾に抜けるコースをたどった。席そのものは通路側であったが、タイミングを見計らって席を離れ、トイレ近くの非常口の窓からじっくりと景色を楽しんだ。これまでに国内の機上から眺めた景色の中で最高のすばらしさ。特に、残雪をいだいた白馬岳〜鹿島槍、後方の剣や立山の山並み、しばらくたってから御岳山頂からの崩落の様子がくっきりと見え、山好きの私としては大感激。今回の旅行の最高の景色はおそらくこの機上からの眺めに尽きると言える。カメラを持参しなかったのがまことに残念。
- 旅行中の散策と食事の記録はけんこう更新日誌のほうに記しました。ご関心のある方はおいでください(←結構、いろいろ遊びに行ってたりして...)。
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【新しく知ったこと】
- 札幌のホテルで30日の夜、NHKスペシャル「中国・異人回廊を行く・西南シルクロード・2000キロの旅」を見た。雲南省からミャンマーに至る山岳地帯に住むナシ族の「アツー関係」の話はたいへん興味深いものだった。記憶している範囲で記すと、アツー関係というのは、男性が村の複数の女性と性的関係をもち、子どもは女性が育てるというもの。一種の一夫多妻のようにも見えたが、そもそも夫婦という概念がなく、男女は同居しない。むしろ通い婚と呼ぶべきもののようだ。
この種の制度は男女比が極端に異なり(確かその村では適齢女性30人に対して男性6人)、かつ村の構成員全体の生計を支えるだけの経済的基盤がなければ実現しないが、現在までのところはこれで合理的な母系社会ができあがっているように見えた。
近親相姦をどう避けるのか、村から出ていった男性はどういう行く末をたどるのか、などもう少し詳しい情報が欲しかった。
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【生活記録】
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【今日の畑仕事】
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【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。)】
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