じぶん更新日記1997年5月6日開設Y.Hasegawa |
ムスカリ。露地植えのムスカリがやっと咲き始めるようになった。 |
【思ったこと】 _00228(月))[因得]ネットで中傷されたら 2/28の朝日新聞家庭欄の「困った時の暮らし術:ネットで中傷されたら」という記事(担当は岡崎明子氏)を読んだが、どうにも納得がいかない。この記事によれば、
まず、1.について。「ページを保存してください」といっても、保存されたファイルなどエディタで容易に書き換えられる。タイムスタンプも同様。これでは、相手方がこっそりページを削除した上で「そんなことした覚えはありません」といって逆に名誉毀損で訴えてくる恐れだってある。 では、どうすればよいか。HP上やWeb掲示板上で誹謗中傷をされた場合は、なるべく利害関係の無い第三者にそのページの存在を確認してもらう。最近では、警察(岡山地方在住者だったらココ)にも対応の窓口があるので、早めにurlを伝えて確認してもらう必要があるだろう。いずれにせよ、自分一人で悩まないことが大切だと思う。 2.の「ネット上の発言は基本的に無責任。トイレの落書きか、井戸端会議の発言と変わらない」というのはあまりにもヒドイ。そりゃ、そういうつもりで発言している人が皆無とは言えないが、この日記を登録している日記猿人をとっても、大多数の人は、実名、匿名を問わず、責任をもって発言をしている人達ばかりだと思う。 それとも、何かなあ。「ネットは無責任。新聞に掲載された発言だけが責任ある発言」とでも言いたいのだろうか? 3.は難題だ。そりゃ恨みをかわないに越したことはないけれど、そんなことできますかねえ。例えば、Web日記に
それと3.は見方によっては「恨みをかう。だから、中傷される>」と受け止められかねない(※)ようにも見える。しかし現実に中傷されるのは、恨みをかわれた人とは限らない。むしろ、内気で何でも抱え込んでしまうタイプの人のほうが中傷されやすいのだ。考えて見たら分かるでしょうが。もし恨みをかうが故に誹謗中傷されるというなら、ヤ○○のオッサンや、非人道的な取り立てをするサラ金業者こそがその「餌食」になるはずだろう。 ※このような歪みを「公正世界仮説」という。最初の話に戻るが、これを機会に私も、誹謗中傷ページの確認ボランティアを始めようかと思う。私のできることは、そのようなページ(掲示板)があるとの連絡を受けた時、当該サイトにアクセスし、そのページをファイルとして保存するというもの。そして、後日ご当人が何らかの訴えを起こした時に、そのファイルを関係者に転送し第三者として存在確認の証言を行うことだ。時間的な負担にも限界があるので、当面は、実名による依頼のみ受け付けたいと思う。ご希望の方は、こちらへどうぞ。【「公正世界仮説」は】...世の中は公正にできており、正しい者は救われ、悪しき者は必ず罰を受けるはずだという因果応報的な考え方がその基礎になっている。さらに、これを逆から考えて、誰かがなんらかの被害を受けた場合に、それはその人にその被害を受けるに値するだけの罪があったからだという理屈が生まれる。....【中略】...このようにして、不幸な目に遭った人がいると、人々は詳しい事情を何も知らないうちから、少なくとも責任のいったんは被害者側の弱さ、考えの甘さ、あるいはそもそもの不道徳さにあるとの帰属を、しばしば行なう。...[ゼックミスタ & ジョンソン『クリティカルシンキング 入門編』p.149〜150. 北大路書房、1996年] |
【ちょっと思ったこと】
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【今日の畑仕事】
風邪気味がさらに悪化し立ち寄れず。 |