【ちょっと思ったこと】
- 子どもができる?
4/10は学部と大学院の入学式。午後は入学式を終えたばかりの大学院生と面談した。そんななか、ある院生が「長谷川センセのところで子どもができるって聞いてきたんですけれど本当ですか?」と尋ねて来た。うむ、子どもなら二人居るがこれ以上の予定はないぞ...と思ったが、要するに子どもを対象とした研究でも指導をしてもらえるんですかという意味だったのね。年甲斐もなくアセってしまった。がはははh。
- 石原知事「三国人」発言
9日、陸上自衛隊練馬駐屯地で開かれた「創隊記念式典」に出席した石原慎太郎・東京都知事が、あいさつの中で、「米国は日本を骨抜きにしようといびつな憲法を作り、その結果が今日露呈している」、「不法に入国した三国人、外国人が凶悪な犯罪を繰り返しており、大きな災害では騒擾事件すら想定される。警察の力に限りがあるので、みなさんに出動していただき、治安の維持も大きな目的として遂行してほしい」などと発言したという。
『新明解』によれば「三国人」とは
敗戦後の一時期、在日朝鮮人・同中国人を指して言った語。
とされており、4/11の朝日新聞記事では、日本統治下にあった在日朝鮮・韓国人や台湾人を指す言葉であり、独立民族としての地位をあいまいにする差別語とされていたという。
おそらくネット上でもこの言葉の差別性をめぐって議論が展開されるものと思われるが、私は、差別語云々よりも、「大きな災害では騒擾事件すら想定される」という部分に非常に大きな問題があるように思う。同日の朝日新聞社説でもふれられていたが、このことで連想されるのはやはり関東大震災であろう。震災の直接の犠牲者とはべつにどれほど多くの朝鮮人が虐殺されたことか。
今回のような問題発言はあったものの、全国初となる外形標準課税方式による「銀行新税」条例案、ディーゼル車規制、渋滞対策など、石原知事が次々と打ち出している新施策には目を見張るものがある。この点、某女性知事のほうは、大相撲大阪場所の表彰で土俵に上がるとか上がらないといった話題以外、これといった話題がちっとも聞こえてこない。
地方分権が強調されているが、都道府県の首長たるものは支持勢力や各界のしがらみに引きずられて八方美人的に振る舞っているだけではダメ。今回のような問題発言は別として、とにかくビシビシと斬新な施策を打ち出してもらいたいものだと思う。
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