じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] ツツジの黄葉。黄色に変わるものとオレンジ色に変わるものがあり、光の当たり方によってとても鮮やかに輝く。



12月21日(木)

【ちょっと思ったこと】

忘年会も年賀状も全国学会も

 12月下旬は忘年会のシーズンであり、私のところでも、水曜日に学部教職員による会が行われ、金曜日には教室学生による会が予定されている。

 このうち、私は今回初めて学部教職員による忘年会を確信犯的に欠席した。この忘年会、最近ではもっぱらホテルの宴会場で立食形式で行われるが、学部長の挨拶のあとは、話の合う人たちがそれぞれのテーブルに集まって談笑。そのあと年によってはビンゴで賞品をもらったり、老教授のカラオケの熱唱を聴かされる程度で、全く意義が感じられない。この忘年会の参加費は、毎月の給料から一定比率で天引きして積み立てられているため、参加しなければその分損をすることにもなるが、先週台湾で豪華料理を食べすぎで人生最悪の体重レベルに達してしまった私としては、これ以上食いだめをするわけにもいかなかった。

 そもそも大学は4月から始まって翌年3月で終わる年度を単位に動いているので、この時期にわざわざ集まっても、特段の達成感があるわけでもないし、この時期にねぎらいの言葉をかけるほどヒマでもない。こういう慣例はさっさとヤメてしまえばよいと思うのだが、やはり日本人的な事なかれ主義が影響しているのだろうか、ローテーションで幹事を引き受けた人たちは、目立つことをさけ、粛々と年中行事をこなしているように思える。

 忘年会で思い出したが、そういえば今年はまだ年賀状を一通も書いていない。これも、もらって嬉しいのは10通程度であって、あとは「こちらから出すのをやめると失礼になるから」という義理年賀状ばかり。何とか減らせないものかと思う。

 一昨年、こちらから出した賀状に「来年以降は電子メイルでやりとりしましょう」という希望を書いておいたところ、大学の同窓生の一人からHP開設の知らせを受けた。この同窓生とは、山登りなど趣味上の共通点が多く、今でも週に1回程度、先方の掲示板への書き込みでやりとりを続けている、賀状の交換よりもはるかに意義深い。

 年中行事と言えば、もう1つ、年1回に開かれる日本心理学会の年次大会がある。今年は、海外研修の予定があったので(結果的には日がズレたので重ならなかったのだが)パス。来年度も会場がつくばということで移動が面倒なため、続けてパスしようかと考えている。こちらのほうも、少なくともポスター発表をするだけだったら、同じ文章をネット上の特定サイトに貼り付けて意見を求めれば同じこと。シンポのようなものは、本当に興味のある企画に単発的に参加すれば充分。これまで、学会の年次大会は、遠方の研究者と直接会う機会として利用されてきたところもあったが、これまた、Eメイルでやりとりすれば十分。どうせ同じ時間を費やすなら、海外の学会に顔を出す機会を増やしていきたいと思う。海外の研究者の場合、言葉のやりとり上の障害もあって、直接お会いしないとうまく伝わらないことが多いからだ。

こぐま座β流星群/天王星

 天文マニアの間で、こぐま座β流星群が12/22夕刻に突発的な活動を起こすのではないかと話題になっている。こちらに引用されている論文によれば、予想される時刻(日本時間)は、22日16時29分/17時38分/17時59分となっており、これ以外の時間帯でも1時間に50個程度の流星が観測される可能性があるらしい。アストロアーツのサイトをご参照ください。

 ちなみに、上記の予想時刻というのは母彗星のタットル彗星(周期13.2年)が今から600年も前に放出したダストの時刻から推定されたものだという。他の要因が作用しにくい宇宙空間と言え、こんな前に放出された塵が銀河鉄道999のようにきっちりと軌道上を回って正確に地球上に到達するとすればスゴイことだと思う。

 このほかアストロアーツのサイトには金星と天王星の接近を伝えるページもある。最接近は12/24ということだが、前後3日程度は位置関係にそれほどの差はない。天王星を一度も見たことのない方(じつは私も含まれる)は絶好のチャンス。双眼鏡を買って、西の空の金星周辺を探索してみよう。