じぶん更新日記1997年5月6日開設Y.Hasegawa |
セントポーリア。ふつうテレビ画面をデジカメで撮ると、走査線の関係で、画面の一部が黒くなったり横線が入ったりするものだが、12月に買い換えたテレビは、画面をクリアにするための新技術が施されているらしく、今のところ、一度たりとも横線が入ったことがない。 |
【ちょっと思ったこと】
関わりを避けていたことも一因 東京都東村山市で路上生活者が中学生グループに暴行され死亡した事件は、伝えられた範囲の情報によれば、中学生たちが図書館で騒いでいて注意されたことへの仕返しであったという。 この種の事件でいつも疑問に思うのだが、なぜ暴行を目撃した人たちはもっと早く警察に通報しないのだろうか。また警察側も、私闘であれ何であれ、暴行事件の取締をもっと強化する姿勢が求められる。 伝えられたところでは、中学生たちは当初図書館内で大声で話したり携帯をかけたりしていたというが、そういう迷惑行為は即刻制止し、聞き入れない場合は威力業務妨害で補導・逮捕すればよい。その後に生じたという路上での取っ組み合いの際には来館者が目撃したというが、ならば館長ではなくなぜ警察に110番通報しなかったのか。また、図書館と同じ建物の集会所管理人も、図書館入口にたむろする中学生たちに対して「逆恨みされるのが怖くてあまり注意できなかった」と話していたというが、これも毅然とした態度をとらないから非行を助長するのである。 そして、一番首を傾げるのは、最後の暴行を別の路上生活者がずっと目撃していたにもかかわらず、2時間にわたって何もしなかった点。暴行がおわってから初めて被害者に近づき、通報したというから驚きである。いろいろ事情はあろうかと思うが、関わり合いを持たないという事なかれ主義が結果的に中学生達の罪を重くしていったと言えないこともない。 海中投棄されるクジラ 1/23の日記で、鹿児島県の大浦町の海岸に打ち上げられた14頭のマッコウクジラの真の供養は「食べること」(生きていた1頭は除く)だと書いたが、あるWeb日記によれば「浜に流れ着いた理由が不明で,病死など危険な可能性もある」のだという。確かに、クジラは人間と同じ哺乳類なので、何か病気があると、魚や鳥類などに比べるとそれだけ人間にも罹りやすい恐れが出てくる。 とはいえ、せめて、食用以外の目的で活用することはできるはずだ。そして、何よりも、なぜこのように大量のクジラが打ち上げられてしまったのかをきっちり調査することだろう。ことによると、狂牛病と同じような狂鯨病があるかもしれないし、海中の環境ホルモンがもたらす異常かもしれない。某国が、鯨を操りながらスパイを送り込んだ可能性だって皆無とは言えない。少なくとも脳を取り出すなどして、脳神経細胞に異変がないか等を慎重に解明する必要がある。 それにしても、「重すぎて運べないため、1頭以外はすべて海中に投棄」という処分方法はいただけない。投棄してしまったら、異常行動の原因をさぐる重大な情報が失われてしまうでないか。 数学力、ついに息子に追い越される 英語と数学以外の科目は高1の息子に完全に追い越されてしまった私であるが、いよいよ数学のほうも危うくなってきた。今回挑戦された問題は、 ●X3+X-8=0は有理数解を持たないことを証明せよ というものだったが、これって結構難しいのね。翌朝になっても解けなかった。有理数解なんだから、どうせa/b(a,bは互いに素)をぶち込んで矛盾することを示せばよいと思ったのだが、1つ前のステップで、まず整数解を持たないことを証明しておくべきだった。くそーっ、そろそろ引退かなあ。 |
【思ったこと】 _20128(月)[電脳]Office XPライセンス認証は一太郎挽回のチャンスか? 一太郎ver12の特典つき予約が1/28の昼で締め切られた(はずである)。こちらの案内サイトをざっと見た渡したところ、今回のバージョンアップは
昨年10/3の日記にも記したが、かつて、一太郎を使うだけのためにパソコンを買った大学教員も居たことを思い出すと、マイクロソフトの攻勢の前に一太郎シェアがますます後退していくのは一ユーザーとして忍びないところがある。じっさい、学生のリポートEメイルに添付される書類は、かつては一太郎とワードが半々だったものが、最近ではほぼ全員がワード・ファイルで送ってくる。一太郎派の私も、受信ファイルの処理の必要からやむをえずOfficeをインストールしているぐらいである。 では一太郎はこのまま少数派として衰退の一途をたどるのだろうか。最近、このことに関して1つだけ挽回のチャンスがあるのでは、と思ったことがある。それは、少し前に発売されたOffice-XPが「ライセンス認証」を要求するようになったことだ。じつは、先週の土曜日に、研究室のパソコンにOffice-XPをインストールしたばかりであった。これまでのOffice2000と一番異なるのは、インストール後に、インターネットを通じてライセンス認証を受けなければならない点にある。これを怠ると起動するたびに、それを促すメッセージが出され、規定回数に達したあとは機能制限モードになってしまうという仕組みだ。このこと自体は、1ソフトはパソコン1台に限るという従来の約款を忠実に守る限りにはおいては何ら驚くには当たらないが、会社と自宅でおなじソフトをこっそり使っている人とか、ディスクトップとノートの両方にインストールしている人(←いずれも、「1ユーザー限定」の特約が無いかぎりは違法使用ではある)にとってみれば、今後はかなりの金銭的負担を強いられることになるだろう。 しかも、独占化が進んだことの当然の帰結であろうか、最近のマイクロソフト製品は、XPにしても、このOffice-XPにしても、Windows98やMeの頃に比べると、かなり値段が高くなっているように思う。私が購入したプロフェッショナル版・アカデミックプライスは29800円(税込み31290円)であったが、スタンダード版は多少安いものの「アカデミック」の設定が無いという。またパーソナル版はパワーポイントが含まれていない。 もともと「一太郎」は管理工学研究所の「松」のシェアを切り崩す形で急速に広まったと記憶している。当時は、すべてのソフトは5インチ・フロッピーディスクを媒体に提供されていたのだが、不正コピーを防止するために、ガチガチのコピープロテクトがかけられ、中には、そのプロテクトを破るようなコピーソフトまでが何種類か発売されていた。「松」が難攻不落のプロテクトをかけたのに対して、一太郎のほうは実質コピー自由の形で登場した。これが、貧乏人の多い大学研究室で急速に「普及」していったことは否めない。ソフトの普及というのは、貧乏な学生・院生が熟達し、金持ちの教授に伝授するというかたちで広がる場合が往々にしてあるのだ。 となると、マイクロソフト製品が高価なソフトばかりを出すようになると、貧乏学生・院生から再び一太郎ユーザーが広がることは大いにありうる。もっとも残念なことに、今度のver.12は、大学研究者よりも企業ユーザー目当ての宣伝をしているような印象が否めないけれど。 このほか一太郎が挽回できる可能性を思いつくままに挙げてみると
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