じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
ノウゼンカズラ。ポット苗を植えても最初のうちはあまり育たないが、いったん蔓が伸び出すと、花鉢の土にまで侵入してくる。 |
【ちょっと思ったこと】
完全週休2日制は睡眠を招く 土曜日は例によって、週休2日のお休みの日だ。公立中に通う娘は、いつまで経っても起きない。昼食時に家に戻った時にもまだ寝ていた。けっきょく、自己新記録の13時20分起床。うーむ、何のための週休2日制だったのか? 旅行会社の隠語を読み解く 6/15の日記で、今年の夏は青蔵・チベット高原(西寧〜青海湖〜ラサ)の旅行を計画中であると書いたが、このツアーはけっきょく最少催行人員に達せず中止が決まってしまった。ネットで調べたところでは、現地旅行社による個人手配も可能とのことだが、何が起こるか分からない高所であるだけにこれはちょっと危険。現在、別のツアーを仮予約して、そちらのほうの催行決定を心待ちにしているところである。 この種のツアーというのはとにかく催行が難しい。旅行会社のほうもそれを承知の上で、夏休みだけで100方面300コースもの募集をかけることがある。添乗員の数から言ってもせいぜい30コースも催行するのがやっとのはずなんだが、とにかくカタログだけは豪華に作る。 もっとも、こういうツアーに参加する人というのは、リピーターが多い。このあたりの事情は十分に心得ていて、すべてが催行中止なるリスクを避けるために、複数の会社に仮予約を入れておく。これによって、実際には100人の旅行者しか存在しないのに500件、1000件といった仮予約が入ることになる。あるいは、予約金全額が払い戻しとなる1カ月前(夏休みは40日前)直前に大量のキャンセルが入る。私のように、仕事上、海外渡航の事前承認を必要とする者にとっては、この種の変更は大変迷惑となる。 ところで、この種のツアーに関して事前に催行可能性を問い合わせると、たいがい次のような返事が返ってくるものだ。私はこれを100%信じていない。隠語のようなものだと受けとめている。
旅行会社によっては、催行決定の前に、「客寄せ」というような作業が行われることもあるようだ。仮に3本のツアーに8名ずつの申し込みがあった場合は、申込者の意向を尋ねた上で2本に絞る。多少お客に逃げられても、2本を各12名程度で催行したほうが収益が上がるという判断だろう。 辺境ツアーのもう1つの問題点は、仮に催行が決定しても、計画通りに目的地に行かれるとは限らないということだろう。2年前に行ったカラコルムハイウェイ(イスラマバード〜中国・カシュガル)のツアーの場合など、出発直前に「中国側の道路が崖崩れで通行不能、復旧の見通し不明」との連絡が入った。開通の知らせを受けたのは、ギルギットで昼食をとっていた時であった。 いま仮予約を入れているツアーなども、通常のツアーには見られないような断り書きが書かれてある。
|