じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
【8月12日 玉樹〜瑪多】バヤンカラ峠(標高4832m)を越え、黄河源流域に近い瑪多に向かう途中、道路工事のため小一時間待たされた。道路沿いで一輪のブルーポピーを発見。この花はもともと、日当たりのよいガレ場を好む。他の希少植物よりは適応力があるかもしれない。 |
【ちょっと思ったこと】
人間的な... 9/14の午前10時頃、北海道サロマ湖沖で、自衛隊員10人の乗ったプレジャーボートが転覆する事故があった(9/15の日記に関連記事あり)。11日に聞いたラジオニュースによれば、救出された隊員たちは同僚を失ったショックのため、なぜ救命胴衣をつけていなかったのかなど、事故原因究明のための聞き取りに未だに応じることができない状態にあるという。この事故は、釣り仲間の自衛隊員たちが休暇を利用して釣りに来ていたものであり、隊としての任務ではなかったと聞いている。そのような個人的つながりがあればこそ、一瞬の転覆事故で友人を失ったダメージは計り知れないものがあるのだろう。 もっとも、不遜を承知で敢えて言わせてもらうが、自衛隊が海外で戦闘に巻き込まれることにでもなれば、ちょっとした判断ミスで多数の犠牲者が出ることは十分に考えられる。もしそのたびに、ショックから立ち直れないような隊員が多数出たとすると、軍事行動はとうてい不可能になってしまう。裏を返せば、味方の犠牲にも、敵を殺すことにも、何も感じなくなって初めて戦闘行動に参加できるようになるのだろう。そういう意味では、今回の隊員たちの後遺症は、失礼ながら、平和な日本における人間的な現象の表れと言えるかもしれないと、ふと思った。 |
【思ったこと】 _21011(金)[一般]交通安全協会のお金の集め方は納得できない/優良運転者講習は効果があるのか? 運転免許証更新のため、近くの運転免許センターに行った時の感想をいくつか ◆交通安全協会のお金の集め方は納得できない いつも思うのだが、本来、賛同した人だけが任意に払うはずの会費納入を、正規の更新手続の流れ作業の途中に、会費を払わないと気まずい思いをさせるような形で協力を求めるというのは、間違ったことであると私は思う。 今回手続に出向いた岡山の免許センターの場合は、窓口がA、B、Cというように左から順に配置されていた。まず、Aの受付の窓口に行くと、写真右上のような奇妙な看板があることに気づく。申請者が何も言わない限りは、「では次はBに行ってください」とか「Bにお願いできますか」と言われる。看板にもある通り、会費を払いたくない人は、大勢の行列の中でわざわざ「協力できません」と申し出なければならない。強制していないとはいえ、公的な機関が公務として行う行為の途中に、正規の手順としては全く必要の無い入会手続を要請し、かつ、会費を払うか払わないかという、免許更新申請には全く必要ない判断を申請者に求めるというのは職権乱用ではないかと思う。 念のため言っておくが、このことの是非と、安全協会自体の活動が良いか悪いかというのは全く別の次元の問題だ。こういう点について文句を言うと、「交通安全協会がいかに交通安全に貢献しているか」を力説する人がいるが、私は、会の活動内容ではなくお金の集め方を批判しているのである。世の中の役に立っているならなりふり構わず宣伝してよいというならば、例えば
交通関係の話題と言えば、かつて長崎市郊外(長与町)の借家に引っ越した時、車庫証明の調査費と別に「自家用自動車協会」の特別会費と年会費の納入を求められたことがあった。借家の玄関先で調査員に納入を迫られ、一人で応対した妻は、引っ越し直後の世間体もあって結局払わされてしまったが、これなども到底任意とは言い難い。 上記の場合もそうだが、警察がらみの「○○協会費」などというのは、断るとブラックリストに載せられ、家族が刑事事件に巻き込まれた時に冷たくあしらわれるのではないかという不安がつきまとう。もしそうではない、趣旨に賛同した方だけに払ってもらえばいいとおっしゃるのなら、受付窓口をロビーに移し、賛同者だけがそこに立ち寄って会費を払えばいいはずである。 ◆優良運転者講習は効果があるのか? 無事故無違反を続けてきた私は、視力検査と写真撮影に引き続いて約30分間の優良運転者講習を受けることになった。内容は、講師による説明が5分程度、あとは、交通安全のポイントを説明したDVDビデオが20分程度だったと思う。 講師のお話の中では、岡山県内の死亡事故のうち3割が(←聞き取りのため不確か)、優良運転者による事故であるので注意してほしいと言われたことが参考になった。しかし、その後のビデオは、運転中のケータイ使用はやめましょうとか、チャイルドシートをちゃんとつけようといった一般的な話ばかり。ケータイを一切携帯せず、また子どもたちがでかくなったためにチャイルドシートを使う必要が全くない私には無縁な話であった。それと、あの程度の啓発ビデオだったら、岡山県のオリジナルを作る必要はない。全国共通のものを一本用意したほうが、受講費を安くできるはずだ。 いっそのこと、パソコンを何十台も配置した試験室を設置し、交通安全クイズに10問連続正解した人から修了というシステムにしたほうが有効ではないかと思う。一日かかってもクリアできない人が居るとちょっと困るけれど。 |