じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
岡大の旧事務局[旧日本軍第17師団(大正14年廃止)司令部・歩兵第33旅団司令部]の一部の移送が始まった。写真左は1/8朝撮影。右は1/9の昼食後に撮影。このように老朽化した木造建築物を丸ごと動かしてしまうとは、日本の技術もスゴイもんだ。 |
【ちょっと思ったこと】
今年初の「謎の青い光の筋」 いつもより遅い時間に朝の散歩をしていたら、天頂やや北東よりの雲に青いレーザー光が投射されていることに気付いた。6時20分〜22分くらいのことで、家に戻って写真を撮ろうとした時にはすでに消えていた。 この光の筋は、直近では2002年11月12日に目撃したことが日記に記されている。但しこの時の時刻は5時35〜40分頃だった。天頂より北東に向いていることから、あるいは岡山理科大で何らかの実験をしているとも考えられるが、いぜんとして正体は不明。どなたか情報をいただければ幸いです。 正月明けに思ったこと 9連休(私の場合は1/6を含めて10連休)が終わり、ふたたび日常生活が戻ってきた。そんななか、感じたことをいくつか。
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【思ったこと】 _30109(木)[一般]大学に設置しているエアコンは割高ではないか 学部内で、いろいろな先生に会うたびに「寒いですねえ」という挨拶が交わされている。今年の冬が特に寒いことは気象データの上でも明らかだが、これとは別に、学部独自の原因があるようだ。というのは、文学部ではこの冬から、ボイラーによるスチーム暖房が老朽化を理由に廃止された。各研究室、会議室、講義室、演習室はすべて、各室のエアコンもしくはガスストーブ、電気ストーブなどの個別の器具で個別に暖房されることになったからである。 スチーム暖房の場合は建物内にパイプが張り巡らされているため、室内のバルブをshutしておいてもある程度の暖気が保たれる。これに対して個別暖房の場合は、零度近い無暖房状態の部屋に入室し、暖房器具を起動させ、しばらく待ってやっと暖まるようになる。この待ち時間がたまらなく寒いわけだ。 そんななか、専門の授業や学生の自習に使っている2スパンの部屋のエアコンが故障してしまった。さっそく事務を通じて修理を依頼したところ、とりあえず応急措置はしてくれたが、根本的には10万円を超える修理が必要であるとの見積書が届いた。使い始めて4〜5年、しかも特に無理な使い方をしていないのになぜこんなに高額な修理代がかかるのか、どうにも納得できない。異例ではあるが、しつこくその理由を問い合わせてみた。 業者側が言うには、この修理を行うにはいったん冷媒ガスを抜かなければならない。その手間がかかるので工賃が割高になる。また、業務用エアコンであるため、部品(弁)が割高になるのだという。また、事務で調べてもらったところ、メーカーに直接修理を依頼する場合には、サービスセンター所在地(岡山市内には無い)からの出張修理費用がかかるためさらに割高になるとのことだった。 大学の研究室や教室には、通常200ボルト対応の業務用エアコンが設置されるが、家庭用エアコンに比べて数倍もの代金や工賃がかかることに前々から疑問を持っていた。例えば1スパンの研究室(約21平米)に新規に設置する場合で20〜30万円、30人程度が収容できる演習室につけようとした時には100万円近くかかると言われたことがあった。 業務用エアコンが推奨される理由としては、3相200ボルト対応であることに加え、耐久性の問題があるものだと思っていた。要するに、家庭用エアコンではメンテの責任が持てないというような理由であったと思っていた。しかし、今回確認したところ、公的には、家庭用エアコンを設置してはいけないという規定はどこにもないらしい。ならば、代金も修理部品も工賃も割高になるような業務用エアコンを設置する理由はどこにもない。万が一壊れた時は、家庭用を買い換えていけばよいはずだ。 このほか、修理のためにいちいち冷媒ガスを抜かなければならないというような製品は、構造的にユーザーを無視した欠陥品ではないかという気もする。自動車の場合もそうだが、消耗・破損しやすい部分は、低コストかつ容易に部品交換ができる構造になっているはずだ。このさい、大学内において、どのようなメーカーのエアコンがどのくらいの頻度で故障したか、故障箇所にはどういう特徴があったか、修理工賃としてどのくらいの費用がかかったのかを、徹底的に監査してもらいたいものである。 独立行政法人化が進む中、各講座・各教員に配分されている予算は年を追う毎に削減され、代わって、学長裁量経費などのように、特定の研究プロジェクトに配分される割合が大きくなってきた。また、ことあるごとに、科研費や外部資金の導入が強調されている。このこと自体は良いことだと思うのだが、エアコンのような備品は、科研費や外部資金では絶対に購入できない。ヘタをすると、各教員あての研究費はエアコンを買い換えただけでゼロになってしまうという事態になりかねない。 これを機会に、業務用エアコン設置の是非、アフターサービスの実態などについて徹底的な外部監査を行う必要があるのではないかと思う。 |