じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [写真] クラリーセージの花が見頃となった。鬼サルビアという別名があるほどで、各種セージの中でも背が高く繁殖力旺盛。
余談だが、昨年、行きつけの花屋で「白クマくん」という愛称のセージを売っていた。葉の表面に白い毛が生えていて白クマに似ているというところからつけられたようだ、どうみてもクラリーセージそっくりであった。で、じっさいに咲いたのが右の写真(5月22日撮影)。近縁種ではあるが、別物であることが確認できた。


6月4日(水)

【ちょっと思ったこと】

阪神タイガースの優勝確率

 阪神が中日に連勝し、貯金を今季最高の貯金20(37勝17敗1分)に伸ばした。2位の巨人は、ラスの1試合3ボークと、復活にほど遠い河原の乱調により破れ、ゲーム差は再び8.0に広がった。関西のスポーツ新聞では早くも優勝確率92%などという大見出しが出ているようだ。

 このスポーツ紙の確率計算は、過去のデータに基づいているようだ。もっと単純に、今後の試合における阪神の勝率を50%、他チームの勝率を60%と仮定して、各チームの勝ち数が最終的にいくつになるか、シミュレーションをすることも可能である。あるいは、2項分布の表を利用して、数値として求めることもできる。

 もっとも、このような確率計算にはいくつか問題がある。2項分布でシミュレーションをする場合は、各試合において勝つ確率が独立であることが前提とされている。しかし実際の試合はその時の自分のチームの状態(怪我人、チームの雰囲気、監督の指導力など)や相手チームの状態に大きく依存するので、独立事象ではない。この分布の歪みをどの程度補正するのかが難しい。また、チームの戦力が主力選手だけに依存しているのか、ヒーローが日替わりで交代するような勝ち方をしているのかによっても大きく異なる。主力選手に依存している場合は、その選手の怪我や急病によって連敗の泥沼に陥る可能性が高い。今年の阪神は選手層があついので、その点では心配いらない。但し、アリアスのウィルス性腸炎(3日に診断、4日に登録抹消)が他の選手に感染するようなことがあれば、ダメージは大きいだろう。

 阪神の首位独走が大きなニュースになるのは、何と言ってもそれが滅多にない現象であるからだ。各チームの力が均衡している場合は6年に一度くらいは優勝するはず。ところが阪神の場合は、前回が18年前、前々回がさらに22年前というように、阪神ファンが優勝を体験できるのは一生のうちで3回程度に限られている。来年以降は同じ程度に勝ってもこれほど騒がれることは無いだろう。

 首位独走が騒がれるもう1つの原因は、いくら勝っても優勝が確信できない点にある。もし今の時点で巨人の貯金が20であったら、セ・リーグは完全にしらけきって、4万、5万の観客を集めることはできないだろう。

 余談だが、大リーグのソーサ選手が不正バット使用発覚により退場を命じられたという。ソーサの場合は、過去の栄光自体に疑惑がかけられるためダメージは非常に大きい。このさい、十分な謝罪をしたうえで大リーグを引退、「サーソ」と改名し阪神タイガースに移籍したらどうだろうか。なぜ、「サーソ」でなければならないのか、それは→→

【思ったこと】
_30604(水)[数学]川渡しパズル(2)川渡しいろいろ

 昨日の続き。「マングース」の川渡しのような問題は、むかしからいろいろと作られているようだ。パズルの解説書やネット上で検索したところ、以下のような問題が見つかった。
  1. ある男がオオカミとヤギとキャベツを運ぶ。舟には1つ(1頭)しか積めない。男が居ないと、オオカミはヤギを食うし、ヤギはキャベツを食ってしまう。どうやって運ぶか。
  2. 二組の夫婦が川を渡る。舟には2人しか乗れない。夫は2人ともやきもちやき(自分の居ないところで妻が他の男と居るのはイヤ)。どうやって渡るか。
  3. 3人のオークと3人のホビットが川を渡る。舟には2人しか乗れない。オークのほうがホビットより数が多いと、オークはたちまちホビットを食べてしまう。どうやって渡るか。
  4. 「父・母・息子2人・娘2人・メイド・犬の7人+1匹」による川渡し問題(こちらを参照)。


 この種の問題は、いくらでも作れるとは思うが、個別に解いていてもらちがあかない。私自身の関心は、それらをいかに簡潔に分類するか(例えば視覚的に表現できるか)、「解なし」を簡単に判定できる方法はあるのか、といった点にある。数学や工学の世界ではこれらは解決済みかと思うが、素人なりに考えたことを次回に述べたいと思う。












. 六甲おろしに、サーソと、...

と言うではないか! 以上、阪神ファンの悪のりだと思ってご勘弁ください。